インド、ウッタル・プラデーシュ州のある村で今月4日、13歳の少女が観覧車のゴンドラから滑り落ちる事故が発生。少女は鉄の棒につかまっていた(『The Straits Times TikTok「A 13-year-old girl was left dangling from a Ferris wheel after she slipped from her seat mid-ride in Uttar Pradesh ネパールとの国境に近いインド、ウッタル・プラデーシュ州レーキンプール・ケリ地区(Lakhimpur Kheri)のイベント会場で4日、少女が観覧車のゴンドラから滑り落ちた。少女はゴンドラを支える鉄の棒につかまり、無事に助かったが、当時の動画が拡散し衝撃が広がっている。印ニュースメディア『Hindustan Times』などが報じた。
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事故が起きたのは、ウッタル・プラデーシュ州レイクティ村(Rakheti)のイベント会場で、13歳の少女が観覧車に乗ったところ、ゴンドラが突然揺れ、椅子から滑り落ちた。
しかし少女は、ゴンドラを支える鉄の棒にしがみついて落下を免れ、助けを求めて大声で叫んだ。
当時の様子はカメラで撮影されており、観覧車の全周の3分の1ほど上昇した位置に少女が立ち、斜め上のゴンドラに乗った男性が身を乗り出して助けようとする様子が映っている。
だが救出は叶わず、少女はその後、高さ約18メートル(60フィート)の観覧車のてっぺんに到達し、体が地面と平行になった。
この衝撃的な光景に、周りからは「観覧車を止めろ」という叫び声や悲鳴が上がったが、スタッフは観覧車を止めることなく、そのまま回転を続けさせた。そして少女は1分近く、鉄の棒を離すことなく持ちこたえ、乗車場で待っていたスタッフに救出された。
動画では、逆さまの状態になった少女が、両手で鉄の棒をしっかり握っているだけでなく、脚を巧みに絡めている様子が分かり、視聴者は少女の冷静さと勇敢さを称えた。また事故後の調べで、この観覧車が許可なしで運行されていたことも明らかになっており、当局は「どのような経緯で運行が許可されたのか」などについて調査を進めている。
なおウッタル・プラデーシュ州では先月11日、
別のイベント会場の観覧車に乗っていた13歳の少女が重傷を負う事故も発生しており 、動画には次のようなコメントが寄せられた。
「またウッタル・プラデーシュ州での事故だね。」
「こういったイベントでは厳しい規制が必要。」
「衝撃的な事故。」
「ハラハラして見ていたよ。」
「ゴンドラにはドアもシートベルトもないの? ほかの乗客が転落しなかったのが不思議なくらいだよ。」
「この子が助かって良かった。」
画像は『The Straits Times TikTok「A 13-year-old girl was left dangling from a Ferris wheel after she slipped from her seat mid-ride in Uttar Pradesh, India.」』『News.com.au 「Terrifying moment girl, 13, dangles almost 20 metres in air from Ferris wheel as onlookers heard screaming」(Picture: Jam Press)』より
(TechinsightJapan編集部 A.C.)