被爆地の広島と長崎でも、被爆者や市民が授賞式を見守りました。
広島市で行われたライブビューイングでは、若い世代も授賞式を見守りました。
「広島出身で平和のことを知っているほうだと思っていたけれど、まだまだ知れていない部分があると感じた」
原爆資料館にはおよそ300人が集まり、演説を聞きました。
15歳で被爆した、切明千枝子さん(94)。受賞が、核兵器のない未来をつくるきっかけになることを願っていました。
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15歳で被爆 切明千枝子さん
「これが戦争や殺し合いのない、平和な世界につながってくれるとありがたい。うれしい」
鈴木史朗 長崎市長
「皆様と一緒に、この歴史的な瞬間を見届けたい」
もう一つの被爆地、長崎市で行われたパブリックビューイングには被爆者やその家族らおよそ160人が集まりました。
式に登壇した日本被団協の代表委員にメダルや賞状が手渡されると、長崎からも大きな拍手が沸き起こりました。
被爆者 長野靖男さん(81)
「核兵器をなくさんといけないという、(受賞が)その運動に立ち上がるきっかけになってほしい」
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第25代 高校生平和大使 安野美乃里さん
「春から大学生になるのですが、やっぱり周りを巻き込んで、もっともっと(核兵器をなくしていくための)世論を強めていきたい」
式を見届けた参加者は、「長崎を最後の被爆地に」との思いを新たにしていました。