牝馬二冠チェルヴィニアの半弟 姉同様の一変で朝日杯FS制覇狙う

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2024年12月11日 18:00  netkeiba

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GI初制覇を目指すアルレッキーノ(今年8月撮影、ユーザー提供:MITAKEさん)
 今年のオークスと秋華賞を制したチェルヴィニアの半弟となるアルレッキーノ(牡2、美浦・国枝栄厩舎)が、朝日杯フューチュリティステークス(2歳牡牝・GI・芝1600m)で姉弟GI制覇を狙う。

 アルレッキーノは父ブリックスアンドモルタル、母チェッキーノ、母の父キングカメハメハの血統。母は16年のフローラSの覇者で、オークスはシンハライトの2着だった。そして半姉のチェルヴィニアは今年のオークスと秋華賞の勝ち馬。半兄のノッキングポイントは昨年の新潟記念を制している。遡れば祖母のハッピーパスは03年の京都牝馬Sの覇者、そして曾祖母は名繁殖牝馬のハッピートレイルズなので、93年のマイルCSなど重賞6勝のシンコウラブリイ、05年のセントライト記念など重賞2勝のキングストレイルなどと同牝系となる。

 6月東京の新馬(芝1800m)でデビュー。圧倒的1番人気に応えられずの2着だったが、勝ったのは後に東京スポーツ杯2歳Sを制するクロワデュノールだから、結果的に相手が悪かった。続く8月新潟の未勝利(芝1600m)はスローペースの逃げから後続を突き放し、最後は流して7馬身差の圧勝。それでいて勝ち時計の1分33秒3はタイレコードだから、優に重賞級と思わせるパフォーマンスだった。それだけに前走のサウジアラビアRCの5着敗退が解せないが、馬群の中で競馬ができたことは収穫。今後の糧となるレースだったことは間違いない。

 振り返ればチェルヴィニアのオークス制覇も、前走の桜花賞13着からガラリ一変での戴冠だった。弟も大一番で本領発揮といきたい。

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