経済同友会の新浪剛史代表幹事と連合の芳野友子会長が12日午前、東京都内で会談し、2025年春闘で賃上げの継続に向けて取り組む必要性を確認した。年金改革に関しては、専業主婦らが対象の「第3号被保険者」制度を廃止すべきだとの認識で一致した。
芳野氏は冒頭、24年春闘で33年ぶりの高水準の賃上げを実現したことに触れ、「その流れを確実なものとする必要がある」と述べた。新浪氏も「物価上昇が(国民の)不安の重しとなっている。賃金は継続して上がってくるというノルム(社会通念)をつくっていかなければならない」と応じた。
経済同友会との会談であいさつする連合の芳野友子会長=12日午前、東京都中央区