群馬県警 警視が多額の借金で減給6カ月 巡査部長は配偶者暴行容疑

1

2024年12月12日 13:31  毎日新聞

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

毎日新聞

群馬県警本部=前橋市で2023年7月6日午後0時39分、西本龍太朗撮影

 群馬県警本部の警視が同僚から多額の借金をしたとして、減給6カ月(10分の1)の処分を受けていたことが12日、毎日新聞による情報公開請求で判明した。処分は11月15日付。警視は同日付で依願退職した。


 警視は県警本部の所属長などを務める階級。監察課によると、警視は2012年3月〜23年4月、複数の職員から自己の返済能力を超える借金をした。


 同課は個人の特定につながるとして、金額や金銭をやりとりしていた人数を明らかにしていないが、今年に入り、複数の職員から相談があり発覚した。警視は「散財して経済的に余裕がなくなって金を借りた。生活費などに充てていた」と認めているという。


 さらに配偶者に暴行を加えたとして、警察署の巡査部長が所属長訓戒を受けていた。同課によると、巡査部長は10月、県内の自宅で、配偶者の体をゆするなどの暴行を加えたといい「感情的になってやってしまった。警察官として許されない行為だった」と反省している。処分は11月18日付で、県警は同日、巡査部長を暴行容疑で書類送検したという。


 そのほか、上司の決裁を受けるべき行政書類を23年4〜6月に放置したとして、警察署に勤務する別の巡査部長も所属長訓戒にした。処分は11月12日付で、業務への支障や経済的損失などは確認されていないという。【加藤栄】



このニュースに関するつぶやき

  • 隠蔽されるより処分してその事を公開する方が100倍マシだけど、なんで警視たる立場で借金を生活費に充当する羽目になるのよ・・・。
    • イイネ!0
    • コメント 0件

つぶやき一覧へ(1件)

ニュース設定