【写真】ジム・ジャームッシュ監督と近年のジャームッシュ作品のプロデューサーであるカーター・ローガンによる音楽ユニット、スクワール
本作は、ジャームッシュ監督も影響を受けたと語るダダイズムのパイオニア、20世紀を代表する芸術家マン・レイの短編映像作品4本とスクワールの音楽を合わせた映像作品。スクワール(Squrl)は、ジャームッシュ監督と『パターソン』『デッド・ドント・ダイ』ほか近年のジャームッシュ作品のプロデューサーであるカーター・ローガンによる2人の音楽ユニットだ。
ジャームッシュ監督は15年ほど前からサイレント映画に音楽をつけてみたいと思い、この企画を始動。レイの短編映像作品にスクワールの音楽を合わせたライブを2017年から開始した。パリのポンピドゥー・センターや、ロンドンのクイーン・エリザベス・ホールなどでも実施し、多くのオーディエンスを魅了。プロジェクトの頂点として、レイが初めて映画製作に着手してから100周年にあたる2023年に、本作が4Kレストア版としてカンヌ国際映画祭クラシック部門でプレミア上映された。
レイ監督の短編4本『理性への回帰』『ひとで』『エマク・バキア』『サイコロ城の秘密』で構成された本作。4Kレストアによりモノクロ映像は美しく甦り、そこにスクワールによる繊細かつ破壊的な音楽が融合している。今までに感じたことのない恍惚な映像体験となり現代に甦った。
さらに、本作の日本公開を記念して、本国オリジナルポスターと本国オリジナルポスターを大きくあしらったTシャツが、ロングライドが運営する物販サイト「LONGRIDE STORE」にて先行販売されることが決定した。12月16日20時より販売スタートする。
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