戸籍上「長女」を「子」に改めて=性的少数者、家裁に申し立て―京都
6
2024年12月13日 20:21 時事通信社
性自認が男性、女性いずれにも当てはまらない「ノンバイナリー」の当事者が13日、「長女」と記載された戸籍の続柄欄を「子」などに改めるよう求める審判を京都家裁に申し立てた。
代理人弁護士によると、申立人は幼少期から男女どちらの性別にも違和感を持ち続ける関西在住の50代。パスポートや保険証などの公的書類の性別欄が続柄に基づいて記載され、「さまざまな場面で説明や釈明を強いられている」などと訴えている。性別欄から法律上の性別を知られることにプライバシー侵害も感じているという。
申し立て後に京都市内で記者会見した申立人は「せめて残りの人生だけでも女に成り済ましたり、男にならないといけないと考えたりせず、自分として生きたい」と述べた。
Copyright(C) 2024 Jiji Press, Ltd. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。