ロシアの国営石油企業がインドの財閥企業に原油を供給する過去最大規模の契約で合意したと、ロイター通信が報じました。
ロイター通信によりますと、ロシア国営の石油大手「ロスネフチ」は、インドの石油精製などを手がける大手財閥「リライアンス」に対し、1日あたり50万バレル近くの原油を供給することで合意したということです。
世界の供給量の0.5%に相当するもので、契約額は現在の市場価格で年間およそ130億ドル=日本円にしておよそ2兆円となり、両国間のエネルギー取引としては過去最大規模だということです。
インドはアメリカなどと一定の関係を維持しつつも、伝統的な友好国であるロシアへの制裁には加わらず、ウクライナ侵攻後にロシアの割安な原油を大量に購入するなど、実利優先の外交を展開しています。
原油の購入でロシアの戦費調達を下支えしているとみられていて、新たな合意によって両国の経済的な結びつきはさらに強まることになります。
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