フィンランドのアールト大学の教授、マティ・クイッティネンさんがデザインした真っ黒なタイニーハウスの動画がYouTubeで注目されています。小さいながらも広々としたキッチンにサウナまで兼ね備えたタイニーハウスは、環境に配慮してリサイクル素材が使われている家なのだそう。
マティさんが現在取り組んでいるプロジェクト、排出量を限りなく少なくした「タイニーハウス・シャドウ」は、日本の文豪、谷崎純一郎氏の代表作である、陰から生まれる日本の伝統美を探求した書籍『陰翳礼讃』から影響を受けてデザインしているそうです。そのためタイニーハウスは全体が黒色で統一されております。
室内の壁も床も黒で統一されているのですが、その分大きな窓から臨む外の景色が一枚の絵画のように映えて見えます。
居住面積が34平方メートル、畳約18.5畳分のタイニーハウスは、広々としたキッチンに書斎、そしてサウナ発祥の地であるフィンランドには欠かせない、サウナルームまで備えているのです。
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環境に優しい家ということもあり、56パーセントがリサイクルされた材料からできているとのこと。ちなみに建物の骨組みには鉄屑から再利用した素材を使っているそうです。
1人あたりの排出量を抑えるために試験的に建てたタイニーハウスですが、マティさんは現在そこで実際に生活しているとのことです。マティさんが教鞭をとるアールト大学の公式YouTubeチャンネルでは他にも建築に関連した興味深い動画が公開されています。
画像はYouTubeチャンネル「Aalto University」から
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