第49回報知映画賞授賞式が16日、都内で行われ、「正体」(藤井道人監督)で主演男優賞に輝いた横浜流星(28)が喜びを語った。
殺人の罪で服役中に脱走した男の潜伏生活を描いた。横浜は「思い返すと藤井監督とは約10年のお付き合いでともに作品を作ってきた。お互い、力をつけたから『正体』というすてきな作品と出会えて、ともに妥協せず完成させられました」と感慨深げ。「自分の中でもひとつの集大成と思った作品がたくさんの方々に届いているなと感じていて、幸せに思います」と話した。
授賞式には、プライベートでも親交が深いという阿部寛がサプライズで祝福にかけつけた。「ちゃんとしゃべれるか分からないので、巻物を用意してきた」と、手紙を朗読。受賞について「並々ならぬ努力と演技が認められた証」とし「多くの俳優の方々と共演してきましたが、あなたの演技力には静と動が共存しています。若さの中に秘めた情熱と、繊細な表情やしぐさ、常に見る者の心をとらえる力があります。俳優としてさらなる高みを目指し、新たな魅力を私たちに見せていただきたい」と語った。
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