松重豊(61)が16日、東京・イイノホールで行われた、監督・脚本・主演の全てを務めた「劇映画 孤独のグルメ」(25年1月10日公開)完成披露試写会に登壇。自身へのご褒美を聞かれ、人気ゲームシリーズ「ゼルダの伝説」シリーズの作品を、午後10時から1時間だけプレーすることだと即答した。
松重演じる輸入雑貨商を営む井之頭五郎が食を追求することを踏まえ、ファンから「これがあったら頑張れるというものは?」と質問が出た。松重は「僕は夜10時から1時間だけ自由にしていいと決め、ゲームしている。それがご褒美」と明かした。内田有紀(49)から「どのゲームなんですか?」と聞かれると「『ゼルダ』。1時間だけなんで全然、進まない。1こ、1こ、敵を倒して1年かけてやるんで(内容を)忘れちゃっている」と続けた。
プレーしているのは、17年発売の「−ブレス オブ ザ ワイルド」と、23年発売の「−ティアーズ オブ ザ キングダム」だという。オダギリジョー(48)から「2時間じゃダメなんですか?」と聞かれると、松重は「眠くなって集中力が…逆に敵と戦って興奮すると寝られない。何の話をしているんだか」と笑った。
「劇映画 孤独のグルメ」は、五郎がフランスに住むかつての恋人小雪の娘・松尾千秋から「子供の頃に飲んでいたスープをもう一度飲みたい」という祖父・一郎の依頼を引き受けて欲しいとパリに呼ばれ、スープ探しの旅にこぎ出す。千秋を杏(38)一郎を塩見三省(76)が、五郎が迷い込む韓国領の島のコミュニティーで暮らす志穂を内田が演じた。磯村勇斗(32)が中華ラーメン店「さんせりて」の常連客でスープの食材とレシピを探す五郎を手伝う中川、オダギリは「さんせりて」の店主を演じた。今作で、松重は「着替えるわけにもいかない」と、撮影現場では五郎を演じたスーツ姿のまま監督として指示を出した。
松重は、舞台あいさつの最後に「集大成になった。僕も、この映画にかけてますんで」と、テレビ東京で12年1月期に深夜ドラマとしてスタートした作品の、総決算的位置付けだと強調し、意気込んだ。
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