明日18日にかけて北陸は大雨警戒 日本海で帯状に発生する雨雲が次々と流入

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2024年12月17日 12:29  日本気象協会

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日本気象協会

明日18日にかけて北陸は大雨警戒 日本海で帯状に発生する雨雲が次々と流入

北陸の上空には強い寒気が流れ込んでおり、明日18日(水)にかけて大気の非常に不安定な状態が続く見込みです。さらに雨雲の発生しやすい収束帯が継続してかかるため、北陸の平地では断続的に雨が降るでしょう。新潟県ではすでに土砂災害の危険度が高まっており、ほかの地域でも雨雲の発達の程度によっては警報級の大雨となるおそれがあります。



●日本海で帯状に雨雲発達


北陸の上空には強い寒気が流れ込んでおり、明日18日(水)にかけて大気の非常に不安定な状態が続くでしょう。また、日本海では西よりの風と北よりの風がぶつかり、雨雲の発達しやすい収束帯「シアーライン」が発生しています。この収束帯は、今日17日(火)から明日18日(水)にかけ、ゆっくりと北陸を南下する見込みで、雨雲が次々と流れ込む北陸の平地では降水量が多くなるおそれがあります。


●明日18日にかけ北陸は大雨警戒


北陸の平地では、明日18日(水)にかけ、断続的に雨が降る見込みです。新潟県では、すでに土砂災害の危険度が高まっており、ほかの地域でも雨雲の発達の程度によっては警報級の大雨となるおそれがあります。

17日午前6時から18日午前6時までの24時間の降水量は、多い所で新潟県80ミリ、富山県、石川県、福井県50ミリの予想です。その後も19日午前6時までの24時間で、多い所で新潟県、富山県、福井県ともに50ミリの予想です。

これまでの雨や能登半島地震の影響で、地盤の緩んでいる地域では、少ない雨でも土砂災害の危険度が高まるおそれがあります。北陸では、明日18日(水)にかけて、土砂災害に注意警戒するとともに、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意してください。また、ひょうが降るおそれもあるため、農作物の管理にも注意が必要です。


●シアーラインとは


「シアーライン」とは、向き・速さ(どちらか一つでもよい)の異なる風と風が、ぶつかり合う所を結んだ線のことです。

シアーラインでは、風と風がぶつかり合うことで、上昇流が発生し、雲が発達しやすくなります。中でも、風が湿った空気を運んでくる時は、雨雲や雷雲が発達して、局地的な雨や雷雨をもたらすのです。また、気温が低い時期だと、シアーラインによって、雨ではなく、雪が降ることもあります。



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