TBSが誇る大型スポーツバラエティー番組『SASUKE』が初開催した『SASUKE アイドル予選会』で、SKE48の伊藤実希が総合優勝に輝いた。この予選会には、AKB48やFRUITS ZIPPER、僕が見たかった青空などのアイドルグループから選出された総勢12名が、「SASUKE本選」(12月25日18時から放送)への出場権を賭けて、「ビーチフラッグス」「地獄のシャトルラン」「無限ジャンプ対決」「SASUKEタイムレース」の全4種目で熱い対決を繰り広げた。
イベント終了後、囲み取材に応じた伊藤は、「優勝するぞ!という気持ちはあったけど、まさか現実になるなんて。(本選用の)ゼッケンとトロフィーをもらって、ようやく実感が沸いてきました! メンバーも『1位になってね』と送り出してくれたけど、まさか本当に優勝するとは思っていなかったと思うので驚かせたい(笑)」と喜んだ。
本番前の意気込みでは、“持久力”をストロングポイントに挙げていたが、途中に体調不良でトイレに駆け込むアクシデントがあったことも告白。「それでも私はこのイベントに賭けていたので。(今年完走した)東京マラソンのときに学んだ最後まで負けない心が活きました」と、過酷な舞台裏を語った。
種目別のハイライトに挙げたのは、無限ジャンプ対決。「144回も飛んで2位という悔しさはあったけど、ファンの方の声援が本当に力になりました。今やっている公演の曲『恋を語る詩人になれなくて』の中に、高く飛ぶパフォーマンスがあるので、『詩人ジャンプ!』というホームを感じられる掛け声も嬉しかったですね」と笑顔を見せた。
本選に向けては、「パワー系が苦手なので、それを克服するためのトレーニングを積みたい。(ミスターSASUKEこと)山田勝己さんのYouTubeは見ているので、弟子入りしてご自宅にあるSASUKE専用のトレーニング場に行って教わりたい気持ちはありますね。とにかく、まずはファーストステージ制覇を目指して頑張ります!」と気合い十分。最後には、「体を動かすのが大好きなので、“アイドル兼アスリート”の伊藤実希と覚えてもらうのが目標。そのために今後も活動していきたいと思います!」とアピールも忘れなかった。
SASUKEの聖地・緑山で行われるクリスマス決戦。予選以上の熱いドラマで熱狂させてもらいたい。
取材・文/吉岡 俊 撮影/後藤 巧 競技写真提供/TBS