国民民主党の古川税調会長は、「103万円の壁」の見直しをめぐる自民・公明との協議を打ち切った理由について、「結論も結果も出ないような協議をいつまで続けても、仕方がない」と述べました。
いわゆる年収「103万円の壁」引き上げをめぐる自民・公明と国民民主党の協議で、古川税調会長は与党側から新たな提案がなかったとして開始から10分で協議を打ち切りました。
国民民主党 古川税調会長
「結論も結果も出ないような、そういう協議をいつまで続けても、仕方がありませんので、もうこれでこちらとしては、止めさせていただきますということで今日、席を立った」
古川氏は、これに先立つ党の会合で、来年度予算案などについても「当然賛成できない」と与党側をけん制しました。
3党の幹事長は「103万円の壁」について国民民主党の主張する「178万円をめざして来年から引き上げる」ことで合意し、その代わりに政府提出の今年度補正予算案に賛成する考えを示していました。
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きょう(17日)参議院本会議で行われた補正予算案の採決に反対しなかった理由については、「(対応を)また変えるということは今回は時間的な意味でもならなかった」としています。