元AKB48、NMB48のメンバーで、今は女優や歌手として活躍する"みおりん"こと市川美織が12月16日にデジタル写真集『みおりんドール』を発売! そこで、リカちゃん人形をイメージしたというグラビアの裏側や、彼女の代名詞でもある「フレッシュレモン」の現状を聞いた。
――今回、どうしてリカちゃん人形をテーマに?
市川 子供の頃からリカちゃん人形になりたいって夢があったんです。大人になって、リカちゃんとコラボさせていただくことはできたんですけど、自分自身が人形になることはなくて。
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でも今回、スタイリングとヘアイメクが双木昭夫さんで、双木さんといえばドーリーな世界観なので、これはリカちゃん人形ができるんじゃないかなって。
――やってみてどうでしたか?
市川 美織ちゃん人形になれました! 最初は箱に入ったような状態で、まっさらの下着みたいな感じから始まって。色んな服に着せ替えたり、色んな髪型にしたり、かぶりものをしたり、私のやりたかったことがいっぱいできました。
――世界観もハマっていましたね。
市川 幼い感じが、私のイメージだったんですけど、30歳になったので、大人っぽさも見せたいなって。髪色を明るくして、ちょっと海外のお人形さん風というか。
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――撮影の直前に染めたらしいですね。
市川 リカちゃん人形って黒髪じゃなくて、ブロンドカラーのイメージだから、明るめのほうがいいかなって。
もともと舞台をやっていて、髪は明るかったんですけど、さらに明るくするか、暗めの清楚系にするかですごく悩んだんですよ。ひとまず明るくして、気に入らなかったら暗めに戻そうかなって。
――今の髪色でバッチリだったと思います。久しぶりにお会いして驚いたのですが、アイドルをやってた頃と全然スタイルが変わらないですね。
市川 でもコロナ禍のときは、お仕事がないし、外に出かけないし、でもお腹は減るので、お菓子をいっぱい食べたら2キロぐらい太っちゃいました。これはヤバいと思って、頑張って戻しました。
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――今年30歳になりましたが、いかがですか?
市川 何も変わんないですね。もう年齢なんていらないと思いました。
――以前から年齢不詳な感じもありましたけど。
市川 エゴサをしてると、「フレッシュレモンがもう30か〜」みたいな。みんな衝撃を受けてるんですよ。
――みんなのイメージが、子供で止まってるのかもしれない。
市川 イメージ的に30歳でいいのかわかんなくなってきて。だからあまり年齢を言う必要ないのかなと。......とか言いながら、誕生日の日に、「#奇跡の30歳」ってハッシュタグを付けちゃったんですけど(苦笑)。
――悩んでますね。ちなみにアイドルを卒業して激しいダンスを踊らなくなったし、体力とかはどうですか?
市川 普通に生きていく上で必要な体力もないなと思って、ジムに通い始めたんですよ。せっかくやるならキレイになりたいですし。
――じゃあ今回の撮影のために鍛えたんですね。
市川 最初は月に3回ぐらいで通っていてましたが、舞台のお仕事が入って行けなくなっちゃって、そのまま......。行きたいとは思ってるんです。トレーニング用に買ったシューズがジムに置きっぱなしなので(笑)。
――このまま辞めちゃいそうだ......。そういえば先日、AKB48劇場にサプライズで出ていましたが、あれは大丈夫だったんですか?
市川 1曲だけだったので何とか大丈夫でした。『シアターの女神』をやったんですが、あれはチームBの曲なので、ファンの方はゆきりん(柏木由紀)が出るんじゃないかと予想していて。
――あんまり市川さんがやってたイメージないです。
市川 アンダーメンバーとして初めて出演した公演だし、研究生時代にずっとやっていたので。もし私が出てシーンとなったら、「どうも、柏木由紀です!」って言おうとしてたんですけど、ワーって盛り上がってよかったです(笑)。
――現役メンバーと混ざっても違和感なかったですよ。
市川 それはAKB48の衣装を着たからかなって。やっぱり衣装の力ってあると思いました。劇場がリニューアルされたみたいですし、また呼ばれる機会があれば出たいですね。
――最近はどんな活動をしているんですか?
市川 韓国のプロデューサーでDJのNight Tempoさんが手掛ける、FANCYLABO(ファンシーラボ)というレトロ・ポップ・ユニットをやらせてもらっています。今はアルバムを出すことを目標に、ワンマンライブとかもできたらいいなって。そのためにもっと知名度を上げたり、盛り上げていかなきゃなと思っています。
――今は盛り上げるためにSNSがすごい大事ですよね。
市川 実はみんなアナログ派でそういうのが苦手なんですよ......。
――いっそのことSNSが得意なメンバーを加入させるしか。でも世間的に市川さんといえばやっぱり「フレッシュレモン」ですよね。
市川 これもエゴサしてると、レモンの話題になったとき、「そういえばレモンになりたいコいたよね」、「え、誰だっけ?」みたいな会話があるんですよ。「あのコは今何してんのかな?」って書いてるので、「元気だよ!」って、返したくなることがあって(笑)。
――やりましょう! ジョイマンの高木さんが「ジョイマンどこ行った?」って書き込みに、「ここにいるよ。」ってリプを送ってるみたいに。
市川 え、それやってみようかな?
――でも、それだけみんなの記憶に残ってるのはすごいです。
市川 いまだに、めちゃイケのことを言われますもん。あれって、オカレモンの1回しか出てないのに。
――広島のレモン大使も続いてますよね。
市川 もう10年になります。ありがたいですね。
――「フレッシュレモンになりたいの〜」って言ってたけど、最近はどんな状況なんですか?
市川 今、果汁30パーセントですね。
――あれ、ひょっとして年齢と連動してます?
市川 そうなんですよ。でもそれだと、100歳になんないと100パーセントにならない。じゃあそれはフレッシュなのかと。
――まさかの悩みですね。
市川 父親からは「レモンになりたいじゃなくて、レモンみたいにフレッシュな存在になりたいにしていけばいいんじゃないか」って。
――もしくは、小倉優子さんのこりん星爆発みたいに、「フレッシュレモンになれました」と言って、終わらせちゃうとか。
市川 でもそうなったら、色々とおしまいになっちゃいそうな気がしていて......。なれるように応援してくださってる方もいるので、まだ頑張っていこうかなと。
――今後も楽しみにしています!
●市川美織(いちかわ・みおり)
1994年2月12日生まれ、埼玉県出身 身長148cm
◯2010年6月、AKB48の10期生としてデビュー、2014年2月NMB48に移籍。
2018年5月にNMB48を卒業。現在はFANCYLABO(ファンシーラボ)のメンバーとしても活躍。2025年1月29日より上演するミュージカル『もう一度抱きしめて』(東京・銀座博品館劇場)で主演。
公式X【@miorin_lemon212】
公式Instagram【@miori_ichikawa】
取材・文/関根弘康 撮影/西村康