19日(木)にかけて、山陰や北陸から北の日本海側を中心に雪が降るでしょう。19日(木)の明け方までは、関東南部の山沿いでも雪が降りやすく、積雪する恐れもあります。交通機関への影響に注意。都心周辺でも雪がチラつくこともあり、初雪の便りが届くかもしれません。22日(日)から23日(月)は再び日本海側は広く雪に。大雪に警戒を。
●19日(木) 朝まで関東南部の山沿いを中心に雪 都心周辺でも初雪か
19日(木)にかけて、北海道から東北の日本海側や北陸を中心に雪が降るでしょう。関東から九州にかけては、大気の状態が非常に不安定となります。落雷や竜巻などの激しい突風に注意して下さい。
また、19日(木)までは、太平洋側にも雪雲の流れ込んでくる所がありそうです。明け方までは、関東南部の山沿いを中心に雪が降り、神奈川県西部の山地では積雪する所もあるでしょう。路面が凍結する恐れもあるため、交通機関への影響にも注意が必要です。なお、平野部は気温が高めですが、湿度が低く、都心周辺でも雪がチラつくこともありそうです。初雪の便りが届くこともあるでしょう。
●シーズン最初の雪 慣れていても注意
冬の時期に雪の多い所に住んでいる方でも、ひと夏を過ぎると、雪道での車の運転感覚を忘れがちです。シーズン最初の雪は、たとえ雪に慣れている方でも、以下の2つのことに注意が必要です。
(1)必ず、スタッドレスタイヤに交換するか、タイヤチェーンを装着しましょう。スタッドレスタイヤは、溝が十分にあるかどうかを、事前に確認してください。あまり使っていないスタッドレスタイヤでも、時間が経てば、劣化が進みますので、シーズン前に点検が必要です。
(2)たとえ急いでいても、急ブレーキ、急なハンドル操作、急発進、急な車線変更など「急」のつく運転はやめましょう。「急」のつく運転をしてしまうと、車がスリップしやすくなります。車を発進する時や上り坂では、タイヤが空転してしまわないよう、アクセルをじわりと踏み込んでください。下り坂では、エンジンブレーキを基本として、アクセルとブレーキも適度に調整して、速度を落としてください。
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●22日(日)〜23日(月) 再び日本海側を中心に広く雪 大雪に警戒を
20日(金)から21日(土)にかけて、前線や低気圧が本州付近を通過するでしょう。広い範囲で雨が降りそうです。乾燥した日が続く太平洋側の地域でも空気は少し潤いそうです。
22日(日)から23日(月)は、再び山陰や北陸、東北から北海道の日本海側を中心に雪が降るでしょう。沿岸部を中心に冷たい季節風が吹き付け、冬の嵐になりそうです。警報級の大雪となり、山沿いだけでなく、市街地でも積雪がさらに増えるでしょう。タイヤが雪にはまって空転したり、渋滞・停止状態で積雪が増加してしまい発進できなくなる可能性もあります。万が一に備えて、雪道への対策は万全にしておきましょう。
また、22日(日)頃は強い寒波の影響で、日中も厳しい寒さになります。最高気温は、全国的に真冬並みで、10℃に届かない所が多くなりそうです。九州でも日中の気温が一桁の所が続出します。雪だけでなく、体調管理にも十分ご注意下さい。
●雪道運転 万が一に備えての安心グッズ
雪道運転をする場合、立ち往生など万が一に備えて、次のものを用意しておくと安心です。
(1)防寒着やカイロ、毛布など暖をとるもの
暖房がとまってしまった際の車内温度の低下に備えましょう。
(2)飲料水や非常食、モバイルバッテリー、簡易トイレ、懐中電灯
長時間、車内で過ごすことや夜間のトラブルを想定して準備しておきましょう。
(3)ブースターケーブル、 牽引ロープ、タイヤチェーン
バッテリー上がりの際に使用するブースターケーブルや発進不能になったときの脱出に役立つ牽引ロープもあると良いでしょう。スタッドレスタイヤだけでは対処しきれないほどの積雪にも対処するため、タイヤチェーンもあると役立ちます。
(4)軍手、ゴム手袋、長靴、スコップ
除雪ができるものを準備しておきましょう。マフラーが雪に埋まると排気ガスが車内に逆流し、一酸化炭素中毒を起こすおそれがあります。
雪道を運転する際は、もしものときに役立つグッズをクルマに積んでおくようにしてください。加えて、出かける前に燃料が十分にあることを確認しましょう。ただし、気象情報や交通情報を確認し、大雪や猛吹雪が予想される場合は、外出の予定を変更したり、移動手段を変更したりすることも検討してください。
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