「ガーッと!」「バーッと!」とざこばさんから助言 孫弟子桂米紫が独演会の会見で思い出語る

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2024年12月18日 18:03  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

2月11日に大阪サンケイホールブリーゼで独演会を行う桂米紫

上方落語家の桂米紫(50)が18日、「米朝一門落語会シリーズ2025『桂米紫独演会』」(来年2月11日、サンケイホールブリーゼ)の会見を大阪市内で行った。


1994年(平6)に桂塩鯛に入門した米紫は、今年2月に「30周年独演会」をサンケイホールブリーゼで成功させた。


「こんな立派な会場で独演会できるのは1度切りと思ってましたが、また来年にもやれるとは…。プレッシャーもありますが、今年を上回るような落語会を目指します」


2月の独演会では「みかんや」「蛸芝居」「らくだ」の3席を口演する。


米紫は、高座から飛びださんばかりのパワーあふれる落語を得意としている。師匠の塩鯛は、今年6月に亡くなった桂ざこばさんの一番弟子だ。


「ざこば師匠はまったくカッコをつけることなく、本音100%であそこまで上り詰めた人。私が高座でかんでも(言い間違えても)『兄(にい)ちゃん、かむのも味なんやで』と励ましてくれました。弟子や孫弟子にも『お前』などと呼ばず『兄ちゃん』と呼んでくれました。落語について助言される際は『ガーッとやって、バーッといくんや!』と擬音をたくさんつかってアドバイスをいただきました」


大師匠の思い出を胸に、ステージを上がる。94年入門の同期は桂吉弥、桂春蝶、桂かい枝、桂三若ら実力派、個性派ぞろい。「若い頃は仲の悪いこともありましたが、今では良きライバル。30年たって、それぞれの道を進んで互いを認め合うようになりました」と話した。

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