ディズニーの超実写版映画『ライオン・キング:ムファサ』より、あす20日からの公開に先駆け、神秘的でちょっとコミカルで、そして心温まる本編映像がYouTubeに公開された。
【動画】みんなを襲った“はぐれもの”は誰なの?本編映像 映像は、プライドランドの祈祷師であるマンドリルのラフィキが、シンバの娘・キアラに、キアラの祖父にあたるムファサがまだ幼かった頃、出会った“はぐれ者たち”のお話を聞かせる『ライオン・キング』の運命の輪を予感させるシーン。
水のせせらぎが心地よく洞窟内に響く中、まだ世間を知らない子ライオンのキアラは、ラフィキのお話に「そのはぐれ者たちって何なの?」とムファサが出会ったライオンたちに興味津々な様子。「いろんな群れからの寄せ集めだ。周りと違うせいで群れから追い出された者たちだ」と、その昔、ラフィキもはぐれ者だっだと知るキアラは「(そのはぐれものたちは)なぜみんなを襲うの?」と疑問を投げかける。
「自分に近い者たちに愛されないととても傷つき、苦しむのだ。その苦しみのせいで全てを憎むようになる」そんなラフィキの深い言葉を聞き、悲しみにうなだれるキアラの顔に優しく触れ、まっすぐ前を向かせるラフィキ。キアラは「ラフィキはそうなってない」とラフィキの懐に潜り込み、「ああ。ならなくてよかった」とラフィキがキアラを抱きしめる。
蛍が飛び交うとても心温まる神秘的なシーンと思いきや、「俺たちもいるぞ!」と現れるのは、おなじみティモンとプンバァ。「俺たちを話に出してよ!究極のはぐれ者だぞ!」「俺は複雑でよく誤解される!」と謎の抗議を受けるラフィキは、「あー」と思わず心の声が漏れてしまうのだった…。
ラフィキ役に息を吹き込むのは、『ブラックパンサー』(2018年)で主人公の父ティ・チャカを演じたジョン・カニ、またシンバとナラの娘・キアラは、ナラ役のビヨンセの愛娘でもあるブルー・アイビー・カーターが演じている。ブルー・アイビー・カーターは、本作が映画初参加とは思えない堂々たる演技を披露し、全世界から注目を集めている。
本作は、壮大なアフリカの大地を舞台に“生命”をテーマに描き、映画、演劇、音楽と頂点を極めたディズニー・アニメーション映画『ライオン・キング』(1994年)“超実写”化した『ライオン・キング』(2019年)で、息子シンバを命がけで守った父ムファサ王と、彼の命を奪った“ヴィラン”スカー(タカ)の知られざる“兄弟の絆”の物語。
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