【動画】トム・ハンクス×ロビン・ライト、10代に若返った姿も登場 『HERE 時を越えて』予告編
原作は、20ヵ国以上で翻訳されたリチャード・マグワイアのグラフィック・ノベル『HERE』。「ここ数十年で最も賞賛されたコミックブックの一つ」と称され、2016年アングレーム国際漫画フェスティバル最優秀作品賞を受賞するなど、高い評価を受けた。
本作は、ある地点にカメラを固定し、その場所に暮らす幾世代もの家族が交差して描かれる、愛と喪失、記憶と希望の物語。恐竜が駆け抜け、氷河期を迎え、オークの木が育ち、先住民族の男女が出会い、悠久の時を越えてその場所に家が建ち、いくつもの家族が入居しては出てゆく姿を心揺さぶるドラマと共に描く。
いくつか描かれる家族の物語のうち、中心となるのはリチャード(トム・ハンクス)とマーガレット(ロビン・ライト)の夫婦。1945年、戦地から帰還したアルと妻のローズがその家を購入し、やがてリチャードが生まれる。世界が急速に変化していく中、絵の得意なリチャードはアーティストになることを夢見ていたが、マーガレットと恋におちて、思いがけない人生が始まる。
本作のために、アカデミー賞で作品賞を含む6部門を受賞した映画『フォレスト・ガンプ/一期一会』のチームが再集結。メガホンをとったのは『フォレスト・ガンプ』をはじめ、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』など名作を手掛けてきたロバート・ゼメキス監督。リチャードには名優トム・ハンクス、妻・マーガレットには『フォレスト・ガンプ』でゴールデン・グローブ賞にノミネートされたロビン・ライト。この3人がそろうのは、実に30年ぶりとなる。
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トムは「ロバートは間違いなく信頼ができる。ロビンはこれまで多忙で、スケジュールがうまくはまらなかったりしましたが、いつも私は一緒にやりたいと思い浮かべていた。(念願が叶い)一緒に作品を作ることができてうれしかった」と喜びを語る。
ロビンは「キャリアの中でも最高の体験だった。フォレスト・ガンプでもそう思ったけれど、今回ロバートとは4度目で一緒にやって、トムとロバートは6か7度目だと思うが、旧知の仲の人と仕事をするのは、自分の今の年齢やキャリアを考えると貴重。必然とも言えるし、もはや家族。それがあるから、お互いの考えていること、やり方もよくわかっている」と、2人へ絶大な信頼を寄せた。
本作にはさらに、撮影のドン・バージェス、音楽のアラン・シルヴェストリ、衣装のジョアンナ・ジョンストンらスタッフにも、『フォレスト・ガンプ/一期一会』チームが集結した。
予告は、リチャード(トム)が後に妻となるマーガレット(ロビン)を家で父親に紹介するシーンから幕を開ける。10代で運命的な出会いを果たした2人だったが、やがてその結婚生活にはすれ違いが生じて…。しかし、この物語の真髄は、彼らが暮らす家そのものに隠されている。映像では太古の時代から氷河期の厳しい寒さ、オークの木々が息づく豊かな大地、そして先住民族の男女が出会い、やがて家が建ち、そこで過ごす人々の様々なドラマが時代を超えて次々とスクリーンに映し出されていく。
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本作でトムとロビンは、10代から70代までをひとりで演じきるという挑戦に臨んだ。そのためゼメキス監督は、演技をしているその場で、モニター上で様々な年代の顔に入れ替わる最新VFXの技術を採用。2人は現場で、10〜70代の自分の顔が映された映像を見ながらシーンごとの年齢に合うように瞬時に動きを調整するという、キャリア初となる演技を成功させている。なお本予告では、10代に若返った2人が、これからの人生を共に歩もうとする初々しい恋人を演じる貴重なシーンも観ることができる。
ポスタービジュアルは、グラフィックデザイナーの大島依提亜がデザインを手がけた日本オリジナル。本作の主役でもある家の窓をモチーフにしたデザインが特徴で、家族の幸せな瞬間を切り取った、温かなぬくもりを感じさせるポスタービジュアルとなっている。
映画『HERE 時を越えて』は、2025年4月4日より全国公開。