関東では、クリスマスや元日などは晴れる所が多いでしょう。一方、北部山沿いではこの先、たびたび大雪となり帰省などの足に影響が出そうです。年末年始は平年より低い気温が予想されるため、寒さ対策を万全にしてお過ごしください。
●次に雪・雨が降るのはいつ? クリスマス・正月の天気は?
関東では、18日の夜から19日朝にかけて、東京、横浜、熊谷で初雪を観測しました。関東の平野部では南岸低気圧の影響で雪の降ることが多いですが、今回は上空に寒気を伴った気圧の谷が通過した影響で雪となった所がありました。気温が3℃前後と、冷えたことに加え、地上付近の空気が乾燥していたため、雪が融けずに地上に落ちてきたということが考えられます。
21日(土)も気圧の谷が通過するでしょう。夕方以降、神奈川県や千葉県など南部の一部で雨が降りそうです。ただ、降っても数時間程度で、空気を潤すほどの雨とはならないでしょう。また、北日本の低気圧に向かって南から暖かい空気が流れ込んで気温が高いため、降るのは雪でなく、雨となりそうです。
関東の平野部では22日(日)以降、冬型の気圧配置となる日が多いため、晴れる日が続き、しばらく雪の降ることはない見込みです。ただ、北風が強まるため、体感温度を下げるでしょう。24日(火)クリスマスイブも冷え込むため、外出の際はダウンコートや手袋が必要です。25日(水)クリスマスは日本付近は冬型の気圧配置が緩んで、冷たい北風が収まり、穏やかな天気となりそうです。大晦日や元日も晴れて、大掃除や初詣にも良い天気となるでしょう。
日中の最高気温は10℃〜12℃前後の予想で、最低気温は北部や内陸では氷点下の日が多く、東京都心でも2℃〜3℃前後の日が続くでしょう。慌ただしい年末は、体調を崩しやすい時期でもあります。しっかりと寒さ対策をしてお過ごしください。
また、晴れる日が続いて空気が乾燥しますので、マスクや加湿器などでノドのケアもすると同時に、火の取り扱いにも十分注意してください。
●北部山沿いは警報級大雪のタイミングも 帰省の足にも影響か
一方、関東の北部山沿いでは、強い寒気の影響で、たびたび大雪となるでしょう。
22日(日)から23日(月)にかけては、冬型の気圧配置が強まり、強い寒気が流れ込む見通しです。群馬県北部の山沿いや長野県北部などで警報級の大雪となる可能性があります。
また、27日(金)から28日(土)ごろにかけても、強い寒気が流れ込む影響で、山沿いの地域で大雪となるおそれがあります。年末の帰省ラッシュにかかるタイミングで、交通に影響が出る可能性があります。冬用タイヤやチェーンなど冬用装備を整えるとともに、最新の気象情報、道路状況を確認するようにしてください。
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●年末年始 気温は「平年より低い」 万全の寒さ対策を
今日19日発表された最新の1か月予報によりますと、この先、日本付近は冬型の気圧配置が強まりやすく、寒気の影響を受けやすい予想です。特に年末年始から年明けにかけては、「平年より低い」または「平年並みか低い」でしょう。年明け以降も引き続き、万全の寒さ対策が必要です。
また、天候は、平年より晴れる日が多い予想です。本州の南岸を通って関東の平野部に雪を降らせる低気圧の影響は受けにくいでしょう。ただ、一度の積雪でも交通などに大きな影響が出ますので、日々の気象情報を確認し、雪への心構えをしておくようにしてください。
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