20日 大阪・福岡など今季一番の冷え込み 冬日は今季最多か 広く晴れて乾燥に注意

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2024年12月19日 17:34  日本気象協会

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日本気象協会

20日 大阪・福岡など今季一番の冷え込み 冬日は今季最多か 広く晴れて乾燥に注意

20日(金)朝は、関東から西で気温がグッと下がり、大阪・広島・高知・福岡・鹿児島など今シーズン1番の冷え込みで、「冬日(最低気温0℃未満)」の地点は、今シーズン最も多くなる可能性があります。日中は、本州の日本海側の雪も止む所が多く、除雪作業の事故に注意が必要です。晴れる太平洋側では、空気が乾くので、火の取り扱いにお気をつけください。



●朝から広く晴天だが 冷え込みが強まる


20日(金)は、本州付近は移動性の高気圧に覆われるでしょう。そのため、朝から晴れる所が多くなりそうです。

ただ、良く晴れるぶん、放射冷却が強まるので、朝は一段と冷え込むでしょう。

最低気温は、東京都心は2℃。地面近くでは、気温がもっと低いので、足元では、氷が張るくらいの冷え込みになりそうです。

特に、気温がグッと下がるのが西日本です。大阪では2℃、広島と高知は0℃、福岡と鹿児島は3℃と、いずれも今シーズン最も低くなりそうです。西日本でも0℃近い所が増えるため、「冬日(最低気温0℃未満)」の地点は、12月15日(日)の565地点を超えて、今シーズン最も多くなる可能性があります。

19日(木)の午前中は、西日本の山沿いを中心に積雪が急増したので、まだ雪の残っている所があります。20日(金)朝は、路面の凍結に注意が必要です。


●日中 本州日本海側の雪も止む所が多い 除雪作業中の事故に注意


そして、日中は、本州の日本海側では、雪の止む所が多いでしょう。

夜になると、東北北部の日本海側で、また雪が降り、降り方が強まるので、昼間は除雪作業のチャンスです。ただ、雪下ろしは、慣れていても、油断できません。必ず2人以上で、声を掛け合って、安全を確認しながら行ってください。

一方、北海道では、日本海側を中心に、日中も、雪や吹雪の所があるでしょう。警報級の大雪ではありませんが、吹雪で見通しが悪くなる所もありますので、車の運転など、お気をつけください。


●太平洋側では空気カラカラ 火の元に注意


そして、太平洋側では、広い範囲で晴れるでしょう。

19日(木)は、東京や大阪などで、初雪が観測されましたが、空気をしっかり潤すほどにはなりませんでした。19日(木)17時現在、東京地方や大阪府など、北海道〜沖縄の広い範囲に「乾燥注意報」が発表されています。

太平洋側の空気の乾いた状態は、20日(金)も続く見込みです。暖房器具など火の取り扱いには、注意が必要です。お出かけ前やお休み前には、いま一度、火の元の確認を心がけましょう。

また、風邪やインフルエンザにかかりやすくなりますので、加湿器を上手に使って、お部屋の中の湿度を調節するのも、おすすめです。お肌やノドの乾燥対策も、心がけてください。



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