目立ったもん勝ち! 2024年セレブの奇抜ドレス10選

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2024年12月20日 09:11  クランクイン!

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目立ったもん勝ち! 2024年セレブの奇抜ドレス10選 (C)AFLO(C)Zeta Image(C)Avalon/Zeta Image
 華やかなレッドカーペットで毎回話題になるのが、セレブたちのファッション。華麗なスタイルを披露しても、奇抜なスタイルを披露しても、話題になった者勝ち! 今回は、2024年に“バズった”セレブたちのユニークなドレス姿を紹介しよう。

【写真】安全ピンからスプーン、彫刻のようなドレスも 2024年セレブの奇抜ドレスを見る

<身近なもので編>

■マイリー・サイラス、1万4000個の安全ピンでできたドレス
第66回グラミー賞


 ヒット曲「Flowers」で最優秀ポップ・パフォーマンス賞(ソロ)と年間最優秀レコード賞を受賞し、初グラミーに輝いたマイリー・サイラス。レッドカーペットに現れた彼女が着用していたのは、網目のネイキッドドレス。このメッシュ素材、よく見ると安全ピンでできている!

 マイリーによれば、この特注ドレスはメゾン・マルジェラによるもので、675時間もの制作時間をかけ、1万4000個のゴールドの安全ピンとフランス製のアンティークビーズで複雑に編まれた一着とのこと。芸歴20年以上の彼女が初めてグラミー賞を受賞した記念すべき日に、このドレスも同じくらい話題になった。

■ケイト・ブランシェット、102個のスプーンでできたトップス
映画『ボーダーランズ』試写会


 人気ゲームを実写映画化した『ボーダーランズ』の試写会に登場したケイト・ブランシェットは、シンプルな黒のパンツスタイルにホルターネックのトップスを合わせた装い。ところが、そのトップスに注目すると……なんとスプーンでできている!

 スウェーデンのブランド「ホダコヴァ」によるこのドレスは、ケイトのサステナビリティ精神を反映したもので、スウェーデンの田舎で調達した102本のアンティークスプーンを使って手作業で制作されたとのこと。SNSでは「ムール貝ドレスみたい」「食事を楽しんで」「ユリ・ゲラーが大興奮」とユニークなコメントが続出し、ファンを楽しませた。

<肩から上にご注目編>

■ドーン・リチャード、肩から伸びた木
第66回グラミー賞


 グラミー賞で目立ったのはマイリーだけにあらず。衝撃のツリールックで登場したのは、ドーン・リチャード。Khosrovの2024年春夏コレクションから選ばれた一着で、コルセットの肩から重力に逆らって広がる木が目を引く。

 デザイナーによれば、このドレスの完成には1200枚の葉、その1枚ずつにワイヤーを通す忍耐力、合計5カ月に及ぶ試行錯誤を繰り返す粘り強さが必要だったそうだ。ドーンはドレスを選んだ理由を「これは木を意味しており、伝統と文化に根ざし、自分自身の能力をフルに成長させることを表している」と語っている。

■シンシア・エリヴォ、肩に付いた2本の手
映画『ウィキッド』メキシコプレミア


 映画『ウィキッド』で“悪い魔女”エルファバを演じるシンシア・エリヴォは、メキシコシティでのプレミアに魔術的なルックで登場した。特に注目を集めたのは、両肩に付いた本物そっくりの手! トム・ブラウンによる独創的なデザインで、シンシアのロングネイルに合わせ、肩の手にも鋭いネイルが施されていた。このユニークな装いに会場は大盛り上がり。

<彫刻編>

■カレン・ギラン、奇抜なカットアウトドレス
第81回ゴールデン・グローブ賞


 「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」のネビュラ役で知られるカレン・ギランは、奇抜なカットアウトドレスで授賞式に登場。うろこを纏(まと)ったような独特なデザインは、まるで彫刻のよう。オランダのデザイナー、イリス・ヴァン・へルペンによるこのドレスは、エキゾチックな雰囲気がカレンによくマッチしていた。

■エミリー・ラタコウスキー、彫像のようなドレス
第96回アカデミー賞アフターパーティー


 アカデミー賞のアフターパーティーでひときわ注目を浴びたのがエミリー・ラタコウスキー。彼女が着用したのは、ピタッとした白のストラップレスドレスで、上半身部分が体から剥がれそうなデザイン。横から見ると彫像のようでもあり、ポージングでは前を手で押さえるほど非常にリスキーな一着だった。SNSでは称賛が上がる一方で、「プリンター用紙」「はがれた壁紙」「プレステ5」など大喜利コメントも寄せられる事態に。とはいえ挑発的なファッションこそエミリーの真骨頂と言えよう。

<メタル編>

■アニャ・テイラー=ジョイ、メタルのミニドレス
映画『マッドマックス:フュリオサ』フォトコール


 映画『マッドマックス:フュリオサ』で若き日のフュリオサを演じたアニャ・テイラー=ジョイは、メタルのミニドレスで登場。繊細なバラの装飾が施されたこのドレスは、彼女の体型に合わせて型取りされ、サイドの留め具で固定する仕組み。赤いリップをアクセントに、ドレスの魅力を引き立てていた。

■ゼンデイヤ、衝撃のロボットスーツ
映画『デューン 砂の惑星PART2』ワールドプレミア


 映画『デューン 砂の惑星PART2』のワールドプレミアで、ゼンデイヤはシルバーのロボットスーツを着用して登場。このスーツは、1995年秋冬のミュグレーオートクチュールコレクションのヴィンテージアイテムで、着てみるとゼンデイヤの体に「手袋のように」フィットしたそう。近未来的なルックで会場を魅了したゼンデイヤだが、着用後わずか10分で金属で熱がこもり、暑さでめまいがしたというエピソードも。SF映画の雰囲気にぴったりの装いだった。

<番外編:小物で勝負>

■タイラ、手元にご注目
メットガラ2024


 奇抜ドレスの宝庫であるメットガラで今年、視線を集めたのは歌手のタイラ。今年のテーマ「時の庭(The Garden of Time)」を表現したタイラのルックは、砂時計をモチーフにしたもの。バルマンが特注したドレスは、砂とマイクロクリスタルスタッドをタイラの体型で取った型の生地に、手作業で貼り付けて仕上げている。さらに、手元には本物の砂時計を小物として携えるという凝った演出で、観客を驚かせた。

■チーム『ゴジラ-1.0』、足元にご注目
第96回アカデミー賞


 日本映画初のアカデミー賞視覚効果賞を受賞した『ゴジラ-1.0』。授賞式に参加した山崎貴監督らの足元を飾ったのは、かかと部分がゴジラの手の形をした“ゴジラシューズ”だった。この靴は日本のブランド「ha | za | ma」が制作したもので、国内外から「どこで買えるの?」という声が殺到。粋なデザインで日本映画の快挙を華やかに彩った。

 安全ピンやスプーン、さらには彫刻のようなドレスまで、個性と創造性が光る装いが話題をさらった2024年。奇抜なファッションは単なる衣装にとどまらず、自己表現やメッセージを伝える手段として進化し続けている。来年も彼らの挑戦的なスタイルを楽しみにしたい。
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