「あまりにも上手すぎる…!!」超実写プレミアム吹替版『ライオン・キング:ムファサ』に感動:夢と魔法に魅せられたミキ’s TODAY Vol.40

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2024年12月20日 12:11  ガジェット通信

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11人組アイドルグループGANG PARADE(通称:ギャンパレ)のヤママチミキさんがこよなく愛するディズニーや、関連するエンタメ情報を発信。取材レポート、アイテムレビューなどなど毎週金曜日に更新中です!

こんにちは!
GANG PARADEのヤママチミキです!

12/20の本日、ついに『ライオン・キング:ムファサ』が公開です!

一足お先に試写会に行かせていただきまして、
なんと!字幕版と吹替版の両方を観させていただいたのでそれぞれを観た上で抱いた主観的感想を交えながら紹介していきたいと思います。

一部ネタバレありになりますので、ご注意ください。

今作は、予告や広告などで”ライオン・キングはじまりの物語”や、”本当のライオン・キングはこの映画で完成する”という言葉が使われていて、わくわくした気持ちをより駆り立てられました。

1994年にアニメーション『ライオン・キング』が、2019年には超実写版『ライオン・キング』が公開され、ミュージカルや舞台などでも公演されて、その人気は凄まじいものです。

前作に引き続き今作も”超実写版”であり、さらに今作の吹替版は”超実写プレミアム吹替版”となっております…!!

が、そもそも”超実写版”とは?というところからですよね。

”超実写版”とは、超ハイクオリティのCGを駆使してつくられた実写もアニメーションも超える映像、というようなものですかね。

まるで実写のような自然や動物たちがそこに存在する一方で、動物たちが言葉を発し、歌を歌う現実では有り得ない光景も広がる。

これがきっと実写でもアニメーションでもない”超実写版”ということなのだろうと私は思いました。

”超実写プレミアム吹替版”は、厳しいオーディションの末に決定した実力派キャストたちによる吹替版のことです。

吹替版を観ればすぐにこの意味が分かり、納得します。
あまりにも上手すぎる…!!
普段表舞台に立っていらっしゃる超有名人な方々ばかりではありますが、声だけで伝わってくるこの演技力、そして歌唱力。
凄いの一言で終わらせたくはないのですが語彙力がない私にはその一言でしか表現できません。

字幕版も吹替版もやっぱりそれぞれの良さがありましたね…。

今作は、前作で息子のシンバを命懸けで守った父・ムファサと、ムファサの命を奪ったスカーのふたりの物語です。
両親と離れ離れになってしまったムファサと王の血筋を受け継ぐタカ(のちのスカー)は血の繋がりを越えて”兄弟の絆”で結ばれたけれど、成長と冒険の先でふたりの絆は変化し、ムファサは偉大な王に、タカは”スカー”と呼ばれるヴィランになるきっかけとなった運命的な出来事、そして真実が描かれています。

観終えたあと、”本当のライオン・キングはこの映画で完結する”という言葉が自分の中に改めて浮かんできて、スっと心に染み渡った感覚になりました。

これが”完結”なのかというのは正直分からなかったけれど、それでもそういう感覚が芽生えたということは完結したんでしょうね…。

前作も”超実写版”でしたが、今作も本当に素晴らしい映像でした。

風に揺れる木々や動物たちの毛並みや砂埃が舞う広大な土地はあまりにもナチュラルすぎて、自然の匂いが漂ってきそうなくらい、実写と見間違えてしまいそうなくらいの映像美でした。

その中でも動物たちの表情がとても豊かだったのが印象的でした。
喋っていなくてもその表情からしっかりと感情が読み取ることが出来て、感情移入してしまうほどです。

今作のヴィランであるキロス率いるはぐれ者たちはおそらくアルビノだと思うのですが、白くて美しく、そこに不気味さも合い混じって”ヴィラン”らしさをアップさせているようで、またムファサやタカとは違ったライオンの気高さを感じます。

合間合間でライオンたちの戦闘シーンがあるのですが、動物たちの戦いって他の映画の戦闘シーンとは違った迫力があってぞくぞくしました。

『ライオン・キング』は曲も印象的で誰もが知っているものが多いので楽しみでした。

個人的に1番印象に残ったのはキロスが歌う劇中歌「Bye Bye」です。
あのビジュで声がマッツ・ミケルセンさん(吹替版:渡辺謙さん)で渋くかっこよく歌っていたと思ったらめちゃくちゃ「バイバイ」って言うの最高のギャップすぎる…!!

しかも「バイバイ」の言い方がめちゃくちゃいいんですよ!
なんかギュンってなります(笑)
なんか「バイバイ」だけ可愛い言い方してる気がしたんですよね。ずるい!!

今作を観て、前作との繋がりをより感じたのですが、特に序盤のムファサ幼少期の両親と離れ離れになってしまった洪水のシーン。
ムファサを助けようとする父親の姿は、前作でシンバを助けようとするムファサととても重なりました。

そして、ムファサを助けるタカの姿は、ムファサを突き落としたスカーと重なります。

今作でタカはムファサに手を伸ばして助けてきたけれど、年月が経ったあと助けを求めたムファサを冷酷に突き放すスカー。
年月が経てば経つほどムファサへの憎しみというのは大きくなってしまったんだなと思いました。

タカは兄弟が欲しくて、ムファサと出会って兄弟のような絆が生まれてすごく嬉しいというのを劇中歌「ブラザー/君みたいな兄弟」で歌っていて、純粋にお互いの存在に出会えた喜びをふたりで歌っているのが印象的でした。
タカは自分が王になるのは当たり前だと思っていて、ムファサがライバルになるなんて思っていなくて、その上で兄弟を大切にする、というのが見え隠れしている気がしました。

だからこそ、ムファサに裏切られたと思った瞬間のタカのダメージというのは想像をはるかに超えるものだったと思います。

タカは裏切ったときにムファサに向かって「サラビはお前を選んだ、エシェもオバシも」というような言葉を投げつけました。
サラビは初恋の相手、エシェは母親、オバシは父親です。
きっと、それぞれが自分ではなくムファサを選んだと思う瞬間があって、その度に傷ついてきたけれど、それでもムファサは大切な兄弟だからと思いながらずっと一緒に旅をしていて、最後サラビがムファサを選んだ時、崩れてしまったんだなと思ったら、スカーが圧倒的にヴィランという考えではいられないなと思いました。

やっぱりこういうキャラクターのバックグラウンドが見える作品があると、それぞれのキャラを濃く知ることができて、見えなかった部分が見えた気がして、より作品の良さを感じられていいですよね。

一番最後のシーン、ムファサの雄叫びとシンバの娘・キアラの雄叫びの対比は、キアラはムファサとは会うことは出来なかったけれど、心は繋がり、キアラの心の中にムファサは居続けるというのを体現しているようなシーンでグッときました。

字幕版と吹替版で、どうしても口の動きや文字数、文化の違いなどで内容が若干変わったりすることが多いと思っていたのですが、今作は本当にほぼほぼ変わらずだったのが結構衝撃でした。

普通の会話のところだけでなく、歌もほぼ一緒だったので、これってめちゃくちゃ凄いことなんじゃない…??と思っているのですがどうなのでしょうか…。

今回、試写室で観させていただいたのですが、これはきっと映画館の大画面で観たらより迫力を感じられる作品だなと思ったので、映画館にも観にいきたいです。

試写後、帰宅してすぐに前作を観返しました。
このシーンはあのシーンと繋がるとか、今まで見ていたスカーとは少し違ったスカーに見えたりとか、また一から『ライオン・キング』という素晴らしい作品を楽しむことが出来ます。

前作を事前に観ても、今作を観終えたあとに観ても、どちらでも楽しめそうだなと思ったのでお好みで!でも絶対観て欲しい…!!

『ライオン・キング』のはじまりをぜひその目に焼き付けてください!!

『ライオン・キング:ムファサ』
12月20日(金)全国劇場にて公開
(c) 2024 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

2D(字幕版、超実写プレミアム吹替版)に加え、4つのプレミアムラージフォーマットでも公開中!

写真:ヤママチミキ
TOP画像デザイン&イラスト:ジンボウサトシ
https://twitter.com/Godstick
https://www.instagram.com/garidesignoffice/

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