20〜30代の営業職の約9割。「本業の収入だけでは将来の老後資金が不安」と回答

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2024年12月20日 12:11  マイナビウーマン

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20〜30代の営業職の約9割。「本業の収入だけでは将来の老後資金が不安」と回答

マーケティングカンパニー、エムエム総研が運営するSaaSセールス特化型転職エージェント「マーキャリNEXT CAREER」はこのほど、20〜30代の営業職を対象に「老後を見据えた資金準備」の意識調査を実施しました。

前回配信された「キャリア満足度と転職意識」に関する調査( https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000067.000051914.html )で、転職を考えるきっかけは「給与や待遇が将来の目標に見合わないと感じたから」と回答した人が最多であることが明らかになりました。

現役世代にとって、本業の収入だけで将来の老後資金を準備できるかは重要な問題です。そのため、多くの人が副業や投資を通じて収入を増やす手段を模索しています。

では、20〜30代の若いビジネスパーソンは、将来に向けてどのような手段を検討しているのでしょうか? そこで実施された今回の調査。20〜30代の営業職の意識を明らかにしています。

■約9割が本業の収入だけでは将来の老後資金に不安があると回答

「本業の収入だけでは将来の老後資金に不安がありますか?」と質問したところ、約9割が「はい(88.0%)」と回答。多くの人が老後資金に対する強い不安を抱いており、本業の収入だけでは十分でないと考えているようです。

では、老後資金を準備するために行っていることはあるのでしょうか?

「将来の老後資金を準備するために行っていることはありますか?(複数回答可)」と質問したところ、「投資(62.7%)」と回答した人が最も多く、次いで「貯金(42.4%)」「副業(36.0%)」となりました。

■副業で優先することは「営業スキルを活かせる」「新しいスキルを身につけられる」

老後資金の準備として「副業」を行っている人が約4割いましたが、副業を選ぶ際に一番優先していることは、どのような要素でしょうか。ここからは、前の質問で「副業」と回答した人に聞きました。

「副業を選ぶ際に、あなたが最も優先していることは何ですか?」と質問したところ、「営業スキルを活かせるもの(30.0%)」と回答した人が最も多く、次いで「新しいスキルを身につけられるもの(29.4%)」となりました。

副業を選ぶ際は、営業スキルを活かせる、新しいスキルを身につけられるといった点を最も優先している人が多く、効率面よりも経験や自己実現に価値を置いていることがうかがえます。

では、副業でどれくらいの収入を得ているのでしょうか?

「副業で得ている月々の収入はどれくらいですか?」と質問したところ、以下のような回答結果になりました。

副業での月々の収入は「1〜3万円未満」「3〜5万円未満」が多く、大きな収入源というよりは補助的な収入としての役割が強いようです。では、実際はどのような副業に取り組んでいるのでしょうか?

「主に取り組んでいる副業は何ですか?」と質問したところ、「ポイ活(20.6%)」と回答した方が最も多く、次いで「Webデザイン(15.6%)」「営業代行(11.7%)」となりました。

手軽に始められるポイ活が人気で、専門的なスキルを要するWebデザインや営業代行などに副業として取り組んでいる人もいることがわかりました。

■投資をしている人の約6割は、NISAを利用している

次に、老後資金の準備として「投資」を行っている人は、どのような商品に投資しているのでしょうか。

ここからは、老後資金の準備として「投資」と回答した人に聞いています。

「投資している商品は何ですか?(複数回答可)」と質問したところ、「NISA対象商品(投資信託・株式・J-REIT)(56.1%)」と回答した人が最も多く、次いで「株式(45.9%)」「投資信託(35.6%)」となりました。

そこで、「2024年は、いくら投資しましたか?」と質問したところ、以上のような回答結果になりました。

約3割が年50万円以上の投資をしていることから、多くの人が老後資金の形成に、積極的に取り組んでいることがわかる結果になりました。

■約半数は「本業が充実していれば副業や投資は不要」!

本業の収入だけでは将来の老後資金に不安があることから、投資や貯金、副業を行っている人が多いことがわかりました。

その一方で、本業が充実していれば副業や投資は必要ないと思う人もいるのではないでしょうか。

再び調査対象の全員に聞いてみました。

「本業が充実していれば、副業や投資は必要ないと思いますか?」と質問したところ、「はい(54.7%)」「いいえ(45.3%)」という回答結果になりました。

◇本業が充実していれば副業や投資は必要ない?

【はい】 ・本業で十分稼ぐことができているなら、余分に時間や体力を使う必要はない(20代/男性/静岡県) ・本業だけで貯金も賄えるから(30代/女性/岩手県) ・それなりに収入があれば必要ない(30代/女性/大阪府)

【いいえ】 ・老後がどうなるかわからないから(30代/女性/東京都) ・備えは必要(30代/男性/愛媛県) ・資産を増やすすべを持っておいた方がいいから(30代/男性/埼玉県)

本業でそれなりに収入があるのであれば副業や投資は必要ないと思う人が多い一方で、老後どうなるかわからない、資産を増やすすべを持っておいた方がいいなどの理由で、副業や投資を必要だと思う人もいることがわかりました。

では、老後までどのような働き方をしたいと思うのでしょうか。

「老後までどのような働き方をしたいですか?」との質問では、「本業の収入を節約と節税で守りながら、引き続き本業だけを頑張りたい(30.7%)」と回答した人が最も多く、次いで「本業を中心にしつつ、副業や投資を補助的に行いたい(28.0%)」となりました。

引き続き本業だけを頑張りたい、本業を軸にしつつ副業や投資を活用したいといった回答が上位になり、安定志向が強いことがうかがえる結果になりました。

■まとめ

約9割が本業の収入だけでは老後資金に不安があるものの、本業が充実していれば副業や投資は必要ないと考える人が多いことが判明 今回の調査で、20〜30代営業職の約9割が将来の老後資金に不安を抱えており、投資や貯金、副業などで老後資金の準備を行っていることが明らかになりました。

行っている副業としてポイ活やWebデザイン、営業代行などが上位になり、月に5万円未満の収入を得ている人が多いようです。

副業を選ぶ際は、効率的に稼ぐことよりも営業スキルを活かせる、新しいスキルを身につけられるといった点を最優先する傾向が見られました。

また、投資を行っている人の多くがNISA対象商品(投資信託・株式・J-REIT)や株式、投資信託といった商品に投資しており、2024年の投資金額は10〜20万円未満や50万円以上と可処分所得によって投資額も変わってくることがわかりました。

さらに、本業が充実していれば副業や投資は必要ないと考える人が多い一方で、老後に備えるため、本業が充実していても副業や投資は必要だと考える人もいるようです。

そのような背景から、老後までは節約と節税、副業や投資をしながらも本業を中心に頑張りたいと考える人が多いことが示されました。

将来の老後資金に対する不安を少しでも解消するため、本業の収入アップを目指した転職活動を始めてみるのはいかがでしょうか。

■調査概要

「老後を見据えた資金準備」の意識調査

調査期間:2024年11月22日〜11月24日 調査方法:PRIZMA( https://www.prizma-link.com/press )によるインターネット調査 調査人数:1,000人 調査対象:調査回答時に20〜30代の営業職であると回答したモニター 調査元:エムエム総研( https://www.mmsouken.co.jp/ ) モニター提供元:PRIZMAリサーチ

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  • 資金計画と実行が甘い奴が将来困ることになるだけよ。あるもので何とかする計画を考えて実行すればいい。
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