「直接意見したのは250件ですが、実際ネットでの書き込みもそれ以上でしょうし、不適切と感じた方はかなり多いのでは。報道のあり方を真剣に見直してほしい。なんなら、番組自体を打ち切りにしてほしいくらいです」
11月27日、自民党の猪口邦子参院議員の自宅マンションで起こった痛ましい火災。翌28日『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)が、火災の現場を放送した。そのショッキングな映像に、多くの視聴者が心を痛めたのではないだろうか……。
「映像は、視聴者が提供したものだと紹介されて、火災現場の燃え盛る室内を背景に、べランダとみられる場所で、女性らしき人影が映し出されていました。横向きに立ち、ペットボトルのようなものを高い位置に掲げているように見えました。鎮火には約9時間を要する激しい火災だったようで、猪口議員の夫である東大名誉教授の猪口孝さんと長女の2人が亡くなりました」(全国紙社会部記者)
この映像を放送した日本テレビには、多くの非難の声が寄せられた。12月19日、BPO(放送倫理・番組向上機構)は公式サイトを更新。テレビ局への批判的な意見が約250件寄せられたことを明らかにした。
これを受けてネット上でも、冒頭のような「番組打ち切り」を望む声の他にも、
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《完全なる放送事故だと思います》
《あのリアル映像はいまだにトラウマとして脳裏に深く焼き付いてしまっています》
《放送する前に関係者当然見てるよね。そのまま流した責任あるよね》
と、批判の声が収まらない。
大谷翔平の取材でも問題行動
「『ミヤネ屋』のMCといえば宮根誠司さんですが、2024年3月にも“生謝罪”する一幕がありました。当時、ドジャースの大谷翔平投手が出場したMLB開幕戦の取材のため、韓国のソウルを訪れました。ところが、喫煙禁止エリアで電子タバコを吸う様子を撮影した動画がSNSに投稿されて拡散。
宮根さんは番組冒頭で“ソウルでメジャーリーグの取材をした折にタバコを吸ってはいけない地域で電子タバコを吸ってしまいました”と謝罪しました。しかし、番組セットに手をついて、会釈程度に頭を下げていました。この“偉そうな謝罪態度”に悪評が立っていました」(スポーツ紙記者、以下同)
日本テレビとしても、問題が後を絶たないようで……。
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「2024年5月に大谷投手がロサンゼルスに邸宅を購入したことを受け、空撮映像や自宅前からのレポート、近隣住人へのインタビューなどを放送し、新居が特定されてしまったのです。フジテレビも同様の放送をして、問題視されていました」
日本テレビが7月末に行った定例会見では「一連の報道の中で大谷選手とご家族にご心配、ご迷惑をかけたということにつきまして、申し訳ないと思っている」と、社長が謝罪することに。
相次ぐ不祥事と批判の声に、日テレは報道倫理を見直す必要があるのではないだろうか。