JR東海と東海楽器製造(浜松市)は20日、東海道新幹線のアルミ素材を再利用したエレキギターを開発したと発表した。両社は限定販売するのを前に、今年デビュー50周年を迎えたロックバンドTHE ALFEEの高見沢俊彦さんにギターを贈呈した。
廃車となった新幹線を解体した後、付着物を取り除いた上で高純度のアルミ合金を抽出。ボディーは東海道新幹線と同じ白と青のデザインに仕上げた。再生アルミのギターは、限定60本を33万円で予約販売する。JR東海は、金属バットや建材などへアルミの再利用を進めている。
同日の式典でJR東海の中村明彦副社長からギターを手渡された高見沢さんはさっそく音色を確認し、「良い音ですね」とにっこり。新幹線のように速いテンポの曲を弾いてみたいと語った。
東海道新幹線の車両のアルミを再利用したギターを贈呈される音楽バンドTHE ALFEEの高見沢俊彦さん(右)。左はJR東海の中村明彦副社長=20日、東京都品川区