【M−1】バッテリィズ 大阪伝統「アホ」エースのキャラ生かし頂へ/大阪発2組横顔

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2024年12月21日 05:02  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

バッテリィズのエース(左)と寺家(2023年撮影)

過去最多1万330組が出場した今年の漫才日本一決定戦「M−1グランプリ」は22日に行われ、テレビ朝日系で生放送される。「エバース」「ジョックロック」「真空ジェシカ」「ダイタク」「トム・ブラウン」「バッテリィズ」「ママタルト」「ヤーレンズ」「令和ロマン」と、決勝当日の敗者復活を勝ち上がる1組を加えた計10組で頂点を競う。今年は漫才の本場・大阪からは「ジョックロック」「バッテリィズ」の2組が王者の道へ臨む。2組の横顔を紹介する。


◇  ◇  


バッテリィズは、M−1でも、着実に成長を見せてきた。2022年には準々決勝進出。昨年は準決勝から敗者復活戦を経験した。そして今年、念願の決勝進出。ホームの大阪・よしもと漫才劇場ではエースのアホっぷりと、寺家(じけ)の冷静な話術で爆笑を取っている。


バッテリィズの「顔」は、やはりエース。藤山寛美さん、坂田利夫さん、平和ラッパさん(2代目)ら、上方のお笑い界で伝統的に愛されてきたアホ役を見事に演じてみせる。そして笑うと、なんともいえずチャーミング。天性の愛されキャラなのだ。


芸人による草野球チームでは、エースが投手で寺家が捕手。寺家はいかにもキャッチャーらしい頭脳の持ち主で、野球では配球などインサイドワークが得意。漫才では、エースのキャラを最大限に生かすべく、ネタを書き、舞台ではリードする。


1度ツボにはまれば、爆発的な笑いを呼ぶのがバッテリィズ。全国的な知名度はこれからだが、M−1決勝の舞台は、一気にブレークする大チャンスだ。【三宅敏】


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◆バッテリィズ コンビ結成は2017年(平29)10月。ともにNSC(吉本総合芸能学院)36期。


エース 94年11月2日生まれ、大阪市出身。阪神タイガースとONE PIECEのファン。身長182センチ。


寺家 90年8月7日生まれ、三重県津市出身。野球は中日ファンから小4で巨人ファンに転向。高校野球も大好き。趣味は競馬とラーメン巡り。身長176センチ。

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