俳優の柄本佑(38)が21日、都内で1stフォトブック『柄本佑1st フォトブック「1(いち)」』(講談社)の受注開始記念イベントを開いた。
【動画】柄本佑、『光る君へ』放送終了でロス告白 共演者への思いや感謝を語る 今月15日に放送を終えたばかりの吉高由里子がまひろ・紫式部役で主演の大河ドラマ『光る君へ』(毎週日曜 後8:00 NHK総合ほか)で柄本は藤原道長を演じた。物語後半に描かれた出家で“地毛の剃髪シーン”が大きな反響となった。この日は、頭髪がやや伸びたヘアスタイルで登場した。
今年を振り返った柄本は「本当に『光る君へ』な1年でしたね」と述懐。「本当にこの期間中、『光る君へ』という作品しかほぼほぼやっておりませんでした。10月の後半に撮影自体は終わったんですけど、この間オンエアの方も全部終わったりして、非常に寂しい気持ちでいっぱいで。オンエアも終わって、イベントごととかも終わって、これからスタジオに行く必要もないのかとか、共演の方にお会いすることがないのかとかと思うと本当に寂しくて。なかなかこんなに寂しくなる現場ってあんまりなくて。だから、やっぱりすごく特別な1年だったし、それだけ濃厚に現場に携わっていたんだなという風なことを思うと、やっぱり光る君へな1年だったと思います」と口にしていた。
柄本にとって人生初のフォトブックは完全受注生産(来年1月20日まで受付中)。本人たっての希望で、日本を代表する写真家の森山大道と荒木経惟による撮りおろしが実現。「とにかく、大道さんと荒木さんの写真の素晴らしさをじっくり見てほしい」と写真家両名へのリスペクトを込めて、あえて綴じない出版物にチャレンジした。写真を高品質の厚紙に印刷し、ボックスに収納。本棚におさめるだけでなく、飾ったり、一枚一枚眺めたり、組み合わせて額に入れたり、手に取った人が独自の写真の楽しみ方をしてほしいとの思いを込めたという。衣装はすべて私服から準備し、撮影場所やコンセプト、装丁など細部までこだわり抜いた、柄本佑責任編集の豪華仕様。62ページのエッセイマガジンも同梱。全冊直筆サインとシリアルナンバー付きとなっている。
受注が始まり、柄本は「すごく不思議な感じです。本当に出るんだなっていう感じで」としみじみ。森山氏、荒木氏は柄本の希望が実現し「僕としては、それだけで大変なごほうび。実際にこうやって、お2方のお名前が入ったフォトブックが完成して、いよいよ皆さんに見てもらえる。きっと写真を見て驚いてもらえると思いますし、ちょっと特殊な作りになっていたりもするので、その辺も楽しんでいただけるかなと思います」と呼びかけた。
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