【モデルプレス=2024/12/22】女性向けエンタメ&ライフスタイルニュースサイト「モデルプレス」は、2024年のエンタメ総決算として「ベストエンタメアワード2024」を開催し、「日本ドラマ」「深夜ドラマ」「配信コンテンツ」「邦画」「胸キュン男子」「キスシーン」「楽曲」「アニメ」の全8部門で読者アンケートを実施。本記事では「2024年の“ベスト邦画”」トップ10を発表する。
【写真】「2024年の“ベスト邦画」1位に選ばれたのは?
◆「2024年の“ベスト邦画”」
1位:「ラストマイル」(8月23日公開)
2位:「キングダム 大将軍の帰還」(7月12日公開)
3位:「カラオケ行こ!」(1月12日公開)
4位:「ゴールデンカムイ」(1月19日公開)
5位:「名探偵コナン 100万ドルの五稜星」(4月12日公開)
6位:「夜明けのすべて」(2月9日公開)
7位:「劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦」(2月16日公開)
8位:「ブルーピリオド」(8月9日公開)
9位:「青春18×2 君へと続く道」(5月3日公開)
10位:「変な家」(3月15日公開)
ランキングは、アンケートで読者から寄せられた投票結果、説得力ある声を参考に、モデルプレス編集部による精査、さらにモデルプレス内の記事への反響などを加味し、決定した。対象は2024年に日本で公開された邦画。
調査期間:2024年11月29日〜12月15日
回答数:20,533件(性別比:女性88%、男性6.7%、回答なし5.3%)
年代内訳:10代11.4%、20代32.2%、30代23.3%、40代15.3%、50代13.3%、60代以上4.6%
└うち学生の回答数:4,273件
└内訳:小学生0.7%、中学生9.5%、高校生30.8%、大学生・専門学生・大学院生59%
◆1位:「ラストマイル」
1位に輝いたのは、女優の満島ひかりが主演を務めた「ラストマイル」。監督・塚原あゆ子×脚本・野木亜紀子のタッグが手がけたTBS系ドラマ「アンナチュラル」(2018)、「MIU404」(2022)の世界線と交差するシェアードユニバースの完全オリジナル映画であり、同作に出演していた石原さとみ、綾野剛、星野源らが集結。同ドラマの劇伴が使用されていたり、「MIU404」では虚偽通報をする高校生だった勝俣(前田旺志郎)が警察官になり“4機捜”として活躍していたりと、ファンにはたまらない演出が巧みに詰め込まれており“もう一回観たい”と何度も足を運ぶ人が多かった。また、流通業界の現実を描いたこれまでにないテーマも話題を呼び、興行収入は公開から45日間で51億円を突破するなど、社会現象を起こした(興行通信社調べ)。
<あらすじ>
11月のブラックフライデー前夜、世界規模のショッピングサイトの荷物に次々と爆発物が仕掛けられる謎の連続爆破事件が発生。巨大物流倉庫のセンター長に着任したばかりの舟渡エレナ(満島ひかり)は、チームマネージャー・梨本孔(岡田将生)と未曽有の危機に立ち向かっていく。
<読者コメント>
・「『アンナチュラル』と『MIU404』のキャラクターが出てきたのももちろん胸熱でしたが、映画のストーリーも社会人や消費者として考えさせられる内容で、観た後の満足度がとても高かったです」
・「全ての登場人物が主人公のような感じでとてもよかったです。米津玄師さんの『ガラクタ』が映画とマッチしていてより楽しめました」
・「身近だけど、映像作品において意外と取り上げられてこなかった流通業界にスポットを当て、あそこまで面白いお話を展開できるのは素晴らしいから」
・「エンタメの皮を被った社会派ドラマだった。便利の根本に何があるかを考えるきっかけになった」
・「観た後に、全ての働く人へのリスペクトと自分が不便なく生活できていることのありがたみが増しました。自分が悩みながら仕事していることが間違っていなかったと思えた映画」
◆2位:「キングダム 大将軍の帰還」
山崎賢人(※「崎」は正式には「たつさき」)が主演を務めた「キングダム」シリーズの4作目「キングダム 大将軍の帰還」が2位にランクイン。前作「運命の炎」から続く隣国・趙との国の存亡をかけた総力戦「馬陽の戦い」のクライマックスが描かれ、興行収入はシリーズ最高の80億円を突破。迫力のある戦闘シーンと、信(山崎)や王騎(大沢たかお)らの熱い絆は多くの人の心を動かした。
<あらすじ>
秦と趙の全てを懸けた「馬陽の戦い」で、敵将を討った信(山崎賢人)と仲間たちの前に、趙国の総大将・龐煖(吉川晃司)が突如として現れる。圧倒的な力の前に、次々と命を落としていく飛信隊の仲間たちは、致命傷を負った信を背負って、決死の脱出劇を試みる。一方で戦局を見守っていた王騎(大沢たかお)は、劣勢を覆すべく最強の大将軍として再び戦地に舞い戻った。
<読者コメント>
・「元々のストーリーが面白いのはもちろんだが、映画になったときの圧倒的スケールは唯一無二の作品」
・「日本映画でこれまでにないくらいのスケール。戦いのシーンのアクションは迫力満点で、引き込まれます」
・「1作目から映画館で観てきたが、この作品は王騎の戦、過去が描かれる最終章で、ラストは涙無しでは観られないくらいの過去最高傑作だったから」
・「『キングダム』の世界観が細かいところまで表現されていて、素晴らしかったです!王騎将軍かっこよかったです!」
・「壮大な世界観と沢山の魅力的なキャラクターたちがいて、間違いなく映画館で観るべき作品だったから」
◆3位:「カラオケ行こ!」
3位に選ばれたのは、綾野剛が主演を務めた「カラオケ行こ!」。物語の鍵を握る合唱部部長の中学生・聡実役はオーディションで選ばれた齋藤潤が演じた。同名の人気マンガを実写映画化した今作は、奇抜なストーリー設定とゆるい笑いが多くの人に刺さり、幅広い世代から愛される作品に。また、脚本を手掛けた野木氏と綾野は、「MIU404」ぶりのタッグとなり、話題を集めた。
<あらすじ>
合唱部部長の岡聡実(齋藤潤)はヤクザの成田狂児(綾野剛)に突然カラオケに誘われ、歌のレッスンを頼まれる。組のカラオケ大会で最下位になった者に待ち受ける“恐怖”を回避するため、何が何でも上達しなければならないというのだ。狂児の勝負曲はX JAPANの「紅」。聡実は、狂児に嫌々ながらも歌唱指導を行うのだが、いつしか2人の関係には変化が。聡実の運命や如何に?そして狂児は最下位を免れることができるのか?
<読者コメント>
・「原作ファンで待望の映画化でした。綾野剛さんに期待を良い意味で裏切られました。原作との違いが良さとなり、それぞれ好きな作品になりました」
・「齋藤潤さんのこれからの可能性と綾野剛さんの安心感、野木さんの完璧な脚本、本当に面白い作品でした!」
・「和山やま先生の描く原作の面白さが全面に出てて面白かったから!」
・「優しい雰囲気のヤクザ×毒舌な中学生の組み合わせが面白かったです。聡実くんが『紅』を歌唱するシーンは泣きました」
・「どの登場人物も愛らしくて憎めなくて、観た後にあそこまであったかい気持ちになった映画は他にないです!」
◆4位:「ゴールデンカムイ」
山崎の主演作からは、「ゴールデンカムイ」もランクイン。明治末期、日露戦争終結直後の北海道を舞台に、莫大なアイヌの埋蔵金を巡る一攫千金ミステリーと、一癖も二癖もある魅力的なキャラクターたちによるサバイバル・バトルアクションが展開される。俳優陣の熱演や美しい北海道のロケーション、高クオリティなVFX(視覚効果)などが高く評価され、4位に選出。なお、10月からWOWOWにて放送された「連続ドラマW ゴールデンカムイ ―北海道刺青囚人争奪編―」も高い評価を誇り、2025年に公開される映画第2弾にも期待が寄せられている。
<あらすじ>
日露戦争での鬼神のごとき戦いぶりから「不死身の杉元」と称された杉元佐一(山崎賢人)。ある目的のため一獲千金を狙う彼は、北海道の山奥で砂金採りに明け暮れていた。そんなある日、杉元はアイヌ民族から強奪された莫大な金塊の存在を知る。金塊を見つけ出すべく動き始めた杉元は、野生のヒグマに襲われたところをアイヌの少女・アシリパ(山田杏奈)に救われ…。
<読者コメント>
・「実写化の正解を見た気がした。作り込まれた再現度と俳優の演技に脱帽」
・「原作が大好きなので正直実写化には不安な気持ちもあったのですが、そんな気持ちを吹き飛ばすくらい最高でした!全員本物です!」
・「原作へのリスペクトを感じながらも映像ならではの面白さもあり、期待以上の仕上がりだった」
・「配役が解釈一致で、メイク、衣装、展開、違和感が少なく三次元に落とし込んでくれたから」
・「原作を知らずに観たが、あまりの面白さとクオリティに驚いた。その後すぐに原作を読み、WOWOWに加入した」
◆5位:「名探偵コナン 100万ドルの五稜星」
そして5位にランクインしたのは、アニメ「名探偵コナン」シリーズの最新作「名探偵コナン 100万ドルの五稜星」。北海道・函館を舞台に、お宝を巡るスリリングなバトルミステリーが展開され、怪盗キッドや服部平次とコナンが手を組んで事件に挑む姿に夢中になる観客が多数。さらに、次回作「隻眼の残像(フラッシュバック)」(2025年4月18日公開)もすでに発表されており、多くのファンが待ち望んでいる。
<あらすじ>
北海道・函館にある斧江財閥の収蔵庫に、怪盗キッドからの予告状が届く。キッドの狙いは新選組副長・土方歳三にまつわる日本刀だった。一方、服部平次やコナンらも函館で開催される剣道大会のため、同地を訪れており、平次はキッドの変装を見破り追い詰めていく。時を同じくして、胸に十文字の切り傷がつけられた遺体が函館倉庫街で発見される。捜査線上には「死の商人」と呼ばれる日系アメリカ人の男の存在が浮上する。
<読者コメント>
・「とにかく怪盗キッドがかっこいい!コナン、平次、キッドの3人がそれぞれの立場で協力し合う展開にワクワクしました!」
・「作品も素敵だったし、aikoが歌う主題歌『相思相愛』もぴったりで感動した」
・「怪盗キッドと新一の関係や、新事実も明らかになり、ドキドキが止まりませんでした!函館の綺麗な景色や観光スポットも出てきて観ていて楽しかったです!」
・「大人でも楽しめるので、毎年家族と観に行っています。恒例行事なので来年も楽しみ」
・「飛行機の上で繰り広げられたキッドと平次の戦いがとてもかっこよかった」
◆6位以降は?
6位:「夜明けのすべて」
<あらすじ>
月に一度、PMS(月経前症候群)でイライラが抑えられなくなる藤沢さん(上白石萌音)はある日、同僚・山添くん(松村北斗)のとある行動がきっかけで怒りを爆発させてしまう。だが、山添くんもまたパニック障害を抱えていて、様々なことを諦め、生きがいも気力も失っていたのだった。職場の人たちの理解に支えられながら、友達でも恋人でもないけれど、どこか同士のような特別な気持ちが芽生えていく2人。いつしか、自分の症状は改善されなくても、相手を助けることはできるのではないかと思うようになる。
<読者コメント>
・「大きな出来事は起こらないけれど、みんな優しくて観終わった後ほんのり胸があたたかくなる作品でした」
・「病気を無理矢理治すわけでなく、問題にどう向き合いながら生きていくか、登場人物たちの自然な日常に心が動かされました」
・「世間に理解されづらい心身のトラブルを誇張なく取り上げ、観る人に『何ができるか?』という問いかけをしてくれました」
7位:「劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦」
<あらすじ>
烏野高校バレー部に所属する日向翔陽は、東京の音駒高校との合同合宿でライバルとなる孤爪研磨に出会う。対照的なプレースタイルの音駒との試合を通し、烏野メンバーたちは新たな可能性を見いだしていく。春高2回戦で優勝候補の稲荷崎高校を下した烏野高校は、3回戦でついに因縁のライバル校である音駒高校と対戦することに。幾度練習試合を重ねても公式の場で戦うことがなかった、烏野高校対音駒高校の通称“ゴミ捨て場の決戦”が幕を開ける。
<読者コメント>
・「原作ファンですが、最高の形での映像化で大満足です。何回も観に行きました」
・「原作でも人気のゴミ捨て場の決戦を映画で観ることが出来て嬉しかったです。最後の研磨視点になる所は、自分も試合に出ているような感覚になり、みんなと試合を出来た感じが嬉しかったです」
・「映画館の音響で聴くバレーのプレイ中の音が、迫力があってよかった」
8位:「ブルーピリオド」
<あらすじ>
高校生の矢口八虎(眞栄田郷敦)は成績優秀で周囲からの人望も厚いが、空気を読んで生きる毎日に物足りなさを感じていた。苦手な美術の授業で「私の好きな風景」という課題を出された彼は、悩んだ末に、一番好きな「明け方の青い渋谷」を描いてみる。絵を通じて初めて本当の自分をさらけ出せたような気がした八虎は、美術に興味を抱くようになり、またたく間にのめりこんでいく。そして、国内最難関の美術大学への受験を決意する。
<読者コメント>
・「眞栄田郷敦、高橋文哉を始めとした若手実力派俳優たちの演技がすごかった。実写化作品ですが、文句なしのクオリティです」
・「『“好きなことをして生きたい”というのは、悪いことではない』というメッセージにすごく心が打たれたから。渋谷の風景がとても印象的で心に残っている」
・「好きなことに出会い夢中になる姿に心が熱くなりました」
9位:「青春18×2 君へと続く道」
<あらすじ>
始まりは18年前の台湾。カラオケ店でバイトする高校生・ジミー(シュー・グァンハン)は、日本から来たバックパッカー・アミ(清原果耶)と出会う。天真爛漫な彼女と過ごすうち、恋心を抱いていくジミー。しかし、突然アミが帰国することに。意気消沈するジミーに、アミはある約束を提案する。時が経ち、人生につまずき故郷に戻ってきたジミーは、かつてアミから届いたハガキを再び手に取る。初恋の記憶が蘇り、あの日の約束を果たそうと彼女が生まれ育った日本への旅を決意するジミー。東京から鎌倉・長野・新潟・そしてアミの故郷・福島へと向かう道中で、彼女とのひと夏の日々が心にあふれ出す。
<読者コメント>
・「キラキラした眩しい青春とその後の切ないストーリーにグッと心を掴まれ、涙なしでは観られないくらいに感動しました」
・「ロケ地の自然がとても美しく、俳優さんの演技に引き込まれてしまった」
・「若手俳優陣の瑞々しい芝居と、映像美がマッチしていた。人との出会いを大切にしたいと思った」
10位:「変な家」
<あらすじ>
“雨男”の名前で活動する、オカルト専門の動画クリエイター・雨宮(間宮祥太朗)は、マネージャーから、引越し予定の一軒家の間取りが“変”だと相談を受ける。そこで雨宮は、自身のオカルトネタの提供者である、ミステリー愛好家の変人設計士・栗原さん(佐藤二朗)にこの間取りの不可解な点について意見を聞いてみることに…。次々と浮かび上がる奇妙な“違和感”に、栗原さんはある恐ろしい仮説を導き出す。
<読者コメント>
・「先が読めない展開に、ゾクゾクワクワクしました!!面白かった!」
・「これまで体験したことのないゾクゾクを味わえて、最初から最後まで予想できない展開続きでとても面白かったからです!!俳優さんたちの演技も素晴らしかったです!」
・「間取りからゾクっとする展開になる面白さ、間宮さんと佐藤二朗さんのバディが思っていた以上にピッタリハマっていてよかった」
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