「Focus on SDGs」のコーナーでは、未来につながるさまざまなSDGsアクションに注目!
今回の放送では、「SDGs 目標17 パートナーシップで目標を達成しよう」に注目。SDGsライターの伊藤緑さんから、パートナーシップについての解説と、その実現に向けた取り組みについて伺いました。
パーソナリティをつとめる岩田剛典(三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE)
◆SDGs目標におけるパートナーシップとは?
SDGs17でうたわれているパートナーシップは、1〜16までの目標の達成を含め、サステナブルであるために取り組むべきことに、国家間や国と企業などの民間が協力しあっていく意味を指します。そのために、資金・技術・貿易などにわけて SDGs17のなかにターゲットが設けられています。
一方で、国家間や国と企業などの民間と聞くと、「どこか遠いところで誰かがやってくれること」と考えてしまいがち。しかしながら、1〜16までの目標達成への取り組みは、かみ砕いていくと、私たち一人ひとりが取り組むことから始まります。
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「消滅可能性自治体」が2024年4月に発表され、その数は744となりました。この数字のなかには、観光地として有名な函館市(北海道)や箱根町(神奈川県)、熱海市(静岡県)が含まれています。
消滅可能性自治体とは、2050年までの30年間で20歳〜39歳の若年女性人口の減少率が50%を超えると予想される自治体のこと。
伊藤さんは「地域での経済活動や社会活動、文化活動を活発にしていくためには、自治体の力でだけでは難しいのではないかと思っています」と話します。地域創生には、自治体や民間だけでなく、学校も巻き込んで若い世代と一緒に考え、取り組むことが重要です。
◆目的達成のためにみんなが力を合わせる活動に参加してみよう
パートナーシップを実現するために、具体的にどんなことができるのでしょうか。伊藤さんは自身の体験を踏まえて話してくれました。
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このシンポジウムでは、毎回市民から参加者を募り、約100名がディスカッションをおこないます。シンポジウムに参加することで、普段の生活では、なかなか出会うことのできない人たちと接点を持つこともできます。
また、立場の違う人の話を聞くことで、地域の“今”の状態がわかります。伊藤さんは「同じ町に住んでいても、立場の違う人が話し合って、パートナーシップを取ることで、前へ進むこともあるんだと思っています」と力を込めます。
「地方創生SDGs宣言・登録・認証等制度」を構築している自治体は、2024年3月31日時点で101 あります。この制度では、SDGsのゴール達成につながる取り組みを自治体内でおこなっている企業や団体、個人などに登録や認証を実施します。
伊藤さんは「地域創生は地域それぞれで取り組みが始まっています。ご自身が住んでいる自治体で、どんなことがおこなわれているか調べてみるのもいいのではないでしょうか」と話しました。
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最近では、職場・学校や、自宅以外の心地よい場所に対して「サードプレイス」という言葉が使われています。副業やボランティア、趣味など、自分の新たな役割や在り方を見つけ、誰かと力を合わせて目標達成することは、いろいろな人との縁がつながるきっかけとなります。
岩田は「一つひとつの輪が広がっていくことによって、より良い社会につながっていくのではないかと思います」とコメントしました。
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音声版「岩田剛典 サステナ*デイズ」
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<番組概要>
番組名:岩田剛典 サステナ*デイズ supported by 日本製紙クレシア
放送日時:毎週土曜 8:00〜8:25
パーソナリティ:岩田剛典
番組Webサイト:https://www.tfm.co.jp/sustaina/
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