毎年年末恒例のテレビ朝日系バラエティー特番『爆笑問題の検索ちゃん 芸人ちゃんネタ祭りスペシャル2024』が、27日に放送される(後11:15)。2005年10月からスタートして、今年で20年目を迎える爆笑問題、小池栄子が収録後にインタビューに応じた。
【写真】おなじみの『検索ちゃん』メンバー!爆笑問題&小池栄子 今回は、東貴博、ウエストランド、古坂大魔王、真空ジェシカ、土田晃之、東京03、トム・ブラウン、友近、ナイツ、バイきんぐ、ハライチらが出演を果たす。
■爆笑問題、小池栄子
――桑田佳祐さんも楽しみにされている『検索ちゃん』ですが…?
【太田光】そうだよね!栄子ちゃんを楽しみにしているんですけどね(笑)。
【小池栄子】ありがたいですよ、本当に。
【太田光】でも、やっぱり、ここでしか見られないネタが、とにかく全部…。やりたい放題って感じなんだけど(笑)。
【小池】楽しそうにされている姿を見られるのが、またいいですよね。ベテラン勢の方が多いので、安心して笑って、気づいたら終わっている感じです。
【田中裕二】ベテラン勢もいますけど、今回は真空ジェシカも初出場で、とてもおもしろかったですし。初めて出る立場になって考えると、やりにくいのかなとも感じるけど、全然そんなことなく、みんな賞レースとかで場慣れしていますからね。一方で、ハライチとかは、普段そんなたくさんテレビでネタをやるっていうこともないので、ここにかけてきてくれる完成度とかもすごく感じました。
――『検索ちゃん』といえば、オリエンタルラジオさんのPERFECT HUMAN、友近さんのヒール講談など、自由なネタが生まれる土壌があるように感じます。お3人がしっかり受けてくれる安心感があると思うのですが。
【太田】そう思ってくれていたら、うれしいよね。きょうのナイツのネタとかもそうだろうけど、『THE MANZAI』ではやらないけど、ここだったら…みたいなことがあるのかなと(笑)。
【小池】先日、ナイツさんのラジオに出させてもらった時に、『検索ちゃん』はお客さんの男女比もよくて、とてもあたたかいし、スタッフさんも好きにやらせてくれると。普通は同業者に見られたら緊張するけど、仲間感があるから、見守って笑ってくれているのがやりやすいんですと言ってくださって、それは続けてきた意味があるんだなと。出たいと言ってくれる芸人さんがいるのはうれしいですね。
【太田】相乗効果で「この組がこのネタやっているんだったら…」っていうので、どんどんやってくれる。
【田中】『M-1』を筆頭に、緊張感のある番組が増えていますけど、『検索ちゃん』はそれがないのが、すごくいいなと。
【太田】点数のつけようがないからね。ナイツの塙(宣之)とか無責任だよな(笑)。『M-1』では審査員やって「ちょっと、こういうのが…」とか言うのに、自分は『検索ちゃん』であんなネタやって、むちゃくちゃだよね(笑)。
――今年も爆笑問題さんのネタで締めくくりとなりました。
【太田】手応えはね…ツーショットで1時間50分やった時に、一応これも意識して。あんまりテレビではやらないお芝居に入るネタとかも、『検索ちゃん』だったら受け入れられるのかなと思って、単独でやるようなネタを作ってやって。『タイタンライブ』や国立演芸場でも試して(笑)。その中では、きょうはうまくいった方だよね。
【田中】『検索ちゃん』は、難しいんですよね。僕たちがネタをやるまでの過程が、めちゃくちゃになるから(笑)。
【太田】だいたい、友近がめちゃくちゃにする(笑)。
【田中】トム・ブラウンとかも、破壊行動をやるでしょう(笑)?だから、難しいんですけど。
【小池】来年、還暦を迎えるお2人が体を張って…。私はトーク部分もいっぱい放送で使ってほしいなと思うくらい、誰よりも汗かいて、ボケ倒して声を出しているっていう(笑)。重鎮だから、そんなに声を張らなくても…と思うのですが、それがやっぱりトップの姿勢だから。最後の漫才を見て、圧巻だなと思いました。かかととか、ひざとか大丈夫かなと心配になりましたが、前のめりでやってくれている姿がすばらしいなと。
――『M-1』で優勝したウエストランドさんは、お茶の間でも人気者になりました。
【太田】(間髪入れずに)井口がね(笑)!きょうもトップバッターで、ちゃんとつかんでいたよね。アイツの妬み嫉みみたいな芸が、ちゃんと浸透しているんだなと。
――『検索ちゃん』が20年目に入るということで、振り返ってみていかがでしょう?
【田中】栄子ちゃんが、この間さらにすごいことになって。
【太田】だって、もう普通はこの番組に出ないよ(笑)。アシスタントとか、やる立場じゃないんだから。
【小池】いやいや、ありがたいですよ。これもいいですけど、その間に通常の『検索ちゃん』もやりたいですよね。ネタ祭りだけだと、芸人さんが主役だからあんまり遊べる時間がないので、3人でわちゃわちゃやりたいなと。
【太田】地面師から言われたら、うれしいよね!
【小池】地面師じゃないんですよ(笑)!
【田中】でも、栄子ちゃんは『検索ちゃんネタ祭り!』のネタ振りに命をかけてくれているんだよね?
【小池】そうなんです!ネタ振りのところを、私が張り切っていることを気づいてくれる方がいるんです。一番きれいで大きな声を出せるように、心がけているので。
――ちなみに、気づいてくれた方はどなたですか?
【小池】大根(仁)監督が、数年前から『検索ちゃん』が終わると「今年もネタ振りがよかったです」と。
【太田】えっ!ホントに。ちょっと、これ書いといて(笑)。それで『地面師たち』に…。
【小池】でも、そうかもしれない!
――爆笑さんは、小池さんのように、こだわってやっている部分などはありますか?
【太田】最後ネタをやるから、気が気じゃないんですよ。途中、ちょっと転換とかの時に、あそこ噛みそうみたいなところを何度もやったりして。だから、緊張しながらやってますね。途中で、このせりふを噛みそうっていのを、頭の中で確認しながら。
【小池】あと、視聴者の方にはわからないような、世代を感じるイジりを、爆笑さんがいまだにしていて、すごいなって(笑)。こんなに時事ネタをやって、新しいことをインプットしているお2人が(笑)。オードリーさん、今回はいらっしゃらなかったですけど、太田さんが若林さんにする「ソフトボール部の女子に似ている」というイジりを見たかった(笑)。
――そんな若林さんも『M-1』審査員になられました(取材はM-1決勝前)
【太田】そうだよね!すごいよね。また、オードリーにも出てほしいよね。たいてい、オードリーがトップバッターを務めてくれていたから。
【田中】バナナマンもよく出てくれていたよね(笑)?
【太田】また、出てほしいんだよな!みんな大物になっちゃった。ロバートの秋山とかもな。