稲垣吾郎(51)が24日、東京国際フォーラムで上演中の主演舞台「No.9−不滅の旋律−」の取材会に出席した。稲垣演じる“楽聖”ベートーベンの苦悩に満ちた創作の人生が描かれ、全身全霊をかけた「交響曲第9」が初演を迎えるまでを描く。2015年(平27)の初演から4度目の再演。この日が通算100回目の上演となった。
稲垣は「毎日幸せに、大切にベートーベンを演じています。僕にとっても大切な作品。ベートーベンさんはいつも感情むき出しにして、情熱的に生きている。僕はポーカーフェース的だから、憧れがあります。前回、前々回の成功体験をなぞる形はよくない、マンネリになる。全部壊して、1から作り上げていく」。
ベートーベンの秘書マリア役の剛力彩芽(32)は「最初に演じた時が25歳。大人と子供の境目で、どっちにいったらと悩んでいた時でした。30代になって素直に感情を表現できる、気持ちを表しやすくなりました」。今年はNetflixのドラマ「極悪女王」ではプロレスラー役を演じた。「新しい一面を見てもらえた喜び、感謝があります。まだまだやったことのない役があるので挑戦したい」と話した。【小谷野俊哉】
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