【モデルプレス=2024/12/25】女優の二階堂ふみが、広瀬すずが主演を務める2025年夏公開の映画『遠い山なみの光』に出演することが決定した。
【写真】二階堂ふみ、韓国俳優と色気全開ベッドシーン◆二階堂ふみ、謎多き女性役に決定
本作で主人公の悦子を務めるのは、抜群の演技力と表現力で映画・ドラマと幅広く活躍する広瀬。今回、追加キャストとして、悦子がまだ長崎にいた頃に出会った謎多き女性、幼い娘と暮らす佐知子役で二階堂の出演が決定した。イギリスで暮らす悦子の夢にたびたび登場するこの女性と悦子の間には、いったい何があったのか。
確かな演技力で存在感を放ち活動の幅を広げている二階堂は、本作の出演に際し「この作品に参加させて頂き、改めて、当時の女性たちが何を抱えて生きていたのかを、登場人物を通じて感じていくような経験でした。石川監督はじめ素晴らしいスタッフの方々とご一緒できたこと、とても光栄に思います」と語り、石川組への初参加に喜びを滲ませた。
また、石川監督も二階堂の出演について「鮮烈な印象を残す必要もありながら、高い抽象度を求められる困難な役でしたが、二階堂さんの役に対する、そして映画全体に対する理解度には毎シーン驚かされました」と絶賛し、「二階堂さんが放つその異彩が、いかにこの映画を彩り豊かなものにしてくれているかを実感しています」と絶大な信頼を寄せた。
さらに今回、本作の場面写真が初解禁。広瀬演じる凛としたイメージの悦子と、二階堂演じるモダンな女性・佐知子のコントラストが際立つ場面写真が到着した。国民的な人気を誇る2人が、戦後混乱期の⻑崎に生きる対照的な2人の女性を繊細に演じる姿に、期待が高まる場面写真となっている。
◆広瀬すず主演「遠い山なみの光」
2017年にノーベル文学賞を受賞し、『日の名残り』『わたしを離さないで』など、映画化作品でも非常に高い評価を受ける作家カズオ・イシグロ氏が、1982年に綴り、王立文学協会賞を受賞した長編小説デビュー作品『遠い山なみの光』。自身の出生地・長崎を舞台として繰り広げられる本作は、戦後間もない1950年代の長崎、そして 1980年代のイギリスという、時代と場所を超えて交錯する“記憶”の秘密を紐解いていくヒューマンミステリー作品となっている。
監督を務めるのは石川慶氏。カズオ・イシグロ氏もファンだという2022年の『ある男』は、長編デビュー作『愚行録』(17)以来再びヴェネチア国際映画祭オリゾンティ・コンペティション部門にてワールドプレミアを迎え、第46回日本アカデミー賞では最多13部門でノミネート、最優秀作品賞を含む最多8部門受賞という快挙を達成し、国内外で高く評価された。本作が『ある男』以来3年ぶりの映画作品となる。
日本人の母とイギリス人の父を持ち、ロンドンで暮らすニキ。大学を中退し作家を目指す彼女は、執筆のため、異父姉の死以来足が遠のいていた実家を訪れる。母の悦子は、長崎で原爆を経験し、戦後イギリスに渡ってきていたが、ニキは母の過去を何1つ聞いたことがない。夫と長女を亡くし、想い出の詰まった家で1人暮らしていた悦子は、ニキと数日間を共にする中で、最近よく見るという、ある「夢」について語り始める。それはまだ悦子が長崎で暮らしていた頃に知り合った、佐知子という女性と、その幼い娘の夢だった。(modelpress編集部)
◆二階堂ふみコメント
この作品に参加させて頂き、改めて、当時の女性たちが何を抱えて生きていたのかを、登場人物を通じて感じていくような経験でした。石川監督はじめ素晴らしいスタッフの方々とご一緒できたこと、とても光栄に思います。
◆石川慶監督コメント
ネタバレになってしまうので、なかなか役の話ができないのがもどかしいのですが、二階堂さんに演じてもらった佐知子は、この映画の登場人物としても、この時代に生きた女性としてもひときわ異彩を放つ、非常に重要な役です。鮮烈な印象を残す必要もありながら、高い抽象度を求められる困難な役でしたが、二階堂さんの役に対する、そして映画全体に対する理解度には毎シーン驚かされました。今、編集室で、二階堂さんが放つその異彩が、いかにこの映画を彩り豊かなものにしてくれているかを実感しています。そしてなにより、広瀬すず、二階堂ふみという現代日本映画界の最高峰のふたりが、同じフレームにおさまっているのを見るだけでも、震えるような感動を覚えます。早く、みなさんとこの感動を共有できるよう、もう一息がんばります!
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