出川哲朗、盟友・ウッチャンナンチャンのサプライズに号泣「聞いてなかった」　愛あるメッセージ

　お笑い芸人・出川哲朗（60）がメインパーソナリティーを務める、ニッポン放送『第50回 ラジオ・チャリティ・ミュージックソン』が、24日正午からスタート。25日午前11時台にはエンディングコーナーが放送され、出川は24時間の生放送を完走した。

【写真】感極まり大号泣！真っ赤なジャケット姿の出川哲朗

　エンディングコーナーでは、サプライズで盟友であるウッチャンナンチャン（内村光良、南原清隆）からメッセージが。内村は「今回、記念すべき50回目を迎えたラジオ・チャリティ・ミュージックソン」と話しかけ、南原が「ここまで23時間以上駆け抜けてきた我らのてっちゃん」と続き、2人で「お疲れ様でした」と声を合わせた。内村は「てっちゃんが今回、メインパーソナリティ。記念すべき50回ですよ」と驚き、南原は「壮大なドッキリと思いましたけども。しっかりやりましたね。やりきりました。我らのてっちゃん」と軽くイジりながら労った。

　内村は「20代の時、我々の『オールナイトニッポン』で男・出川哲郎というワンコーナーに出演していたんです」と懐かしみ、南原は「出番が2時40分ぐらいでした」と振り返る。ちょうど30年前の1994年12月23日には『出川哲郎のオールナイトニッポン』をやったこともトーク。南原は「覚えてますよ。泣いたやつですね。泣いて放送になんなかったやつ（笑）。リスナーは誰1人泣いてなかった」と苦笑いし、内村も「1人で感極まっちゃって」と笑顔に。それが30年後に『ラジオ・チャリティ・ミュージックソン』のメインパーソナリティに。ウッチャンナンチャンの2人は「成り上がり」、「令和の秀吉です」と称えていた。内村は「今年は1月に横浜アリーナでの『還暦祭り』に始まり、この年の瀬は『ミュージックソン』。出川に始まり、出川に終わるニッポン放送」と話していた。

　「てっちゃんらしく、ここまでやってきたんではないでしょうか」と内村は語り、南原は「てっちゃんのいいところは自分が思ってもないところで笑いが起きる。やればやるほどかんでしまう。私も親近感あるんですけど」と笑う。内村は「今回も、だいぶかんでましたね」とにこやかに語り、南原は「テレビだったらテロップ入れるんですけども、ラジオだからほとんど何言ってんのかわかんない（笑）。でもそれがいい味なんですよ」と出川だからこその魅力を熱弁していた。

　改めて募金をしてくれた人に感謝。そして「てっちゃんの頑張りが、たくさんの音の出る信号機につながりますように」（南原）、「てっちゃんの思いが、たくさんの人の心に届きますよ」（内村）と心からのメッセージ。「あともうほんのちょっとだけですね、てっちゃん。最後までてっちゃんらしく頑張ってください」とし、「みんな、応援しています、天下人！」と24時間駆け抜ける出川を激励した。

　出川は涙も鼻水も止まらず大号泣。「聞いてなかったんで、びっくりしました。もともとは『ウッチャンナンチャンのオールナイトニッポン』の中で、『劇団にちょっとへんてこりんで面白いヤツがいる』と言って、男・出川哲朗というコーナーが始まった。そこから僕はだんだん認識されていった。だから、そういう意味では『オールナイトニッポン』というのは自分の思い入れのある番組だった」としみじみと口にしていた。

　さらに、筑波大学附属視覚特別支援学校の生徒20人は合唱を披露した。

　『ラジオ・チャリティ・ミュージックソン』は、目の不自由な方たちが安心して街を歩けるように“音の出る信号機”を普及させるなどを目的としたチャリティキャンペーン。今年のキャンペーン期間は、来年1月31日までとなる。今回は『ラジオ・チャリティ・ミュージックソン』が「50回目」という大きな節目であり、また、ニッポン放送が「開局70周年」でキャッチコピーに「笑顔にナーレ！」を掲げていることから、「世代を問わず人気があり、笑顔を届け続けているスペシャルなパーソナリティー」として、老若男女、日本国民が愛する令和のバラエティスター・出川が抜てきされることとなった。

　出川はニッポン放送で1994年〜97年、『高田文夫のラジオビバリー昼ズ』にレギュラー出演していたほか、その後も不定期で『オールナイトニッポン』パーソナリティーを担当。今年に入ってからは、特別番組『ウッチャンナンチャンのオールナイトニッポン』がきっかけとなり、1月にイベント「男・出川哲朗還暦祭り in 横浜アリーナ」を開催。会場を1万2000人が埋め尽くし、大成功を収めた。