英マンチェスター市内に入院する子ども達にクリスマスプレゼントを寄贈したアリアナ・グランデ。コンサート後の自爆テロ事件以来、同市の人々に寄り添ってきた(『Ariana Grande Instagram「every day is a “pinking of you” & “skinny dripped” day」』より) 米歌手アリアナ・グランデが、英マンチェスター市内の病院に入院中の子ども達にクリスマスプレゼントを贈った。アリアナは2017年5月のマンチェスター公演直後に発生した自爆テロ事件以来、同市の人々を支え続けている。毎年クリスマスシーズンには、市内の病院に入院中の子ども達にプレゼントを寄付している。
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英マンチェスターの慈善財団「マンチェスター・ファウンデーション・トラスト」の公式SNSは23日(以下、日付はすべて現地時間)、同市内の病院で入院する子ども達がアリアナ・グランデから贈られたクリスマスプレゼントを受け取ったことを報告した。
公開された写真には、病院のクリスマスツリーの前でアリアナから届いたプレゼントの箱を持つ少女の姿や、病室のベッドに座る少女が膝の上にプレゼントの箱を置いている様子などが写っている。
ほかにも、サンタの帽子を被った病院のスタッフが、大きな紙袋からプレゼントを取り出し配る準備をしている姿も紹介された。
プレゼントの箱は、大きさや包装紙の色がそれぞれ異なるが、すべての箱にはリボンが飾られ、キャンディケーン(クリスマスによく見られるステッキ型キャンディ)と「ハッピーホリデー」と書かれたカードが添えられている。
投稿には、「今年のクリスマスに若い患者達のことを考えてくれたアリアナに、心から感謝しています」とメッセージが記され、以下のように続けられている。
「彼女が寄贈したプレゼントは、ロイヤル・マンチェスター小児病院、トラフォード総合病院、ウィゼンショウウ病院、ノース・マンチェスター総合病院に入院する赤ちゃんや子ども、ティーンエイジャーに配られます。」
2017年5月22日、アリアナがマンチェスター・アリーナで開催したコンサートの終演直後、会場のエントランス付近で自爆テロ事件が発生した。当時現場に居合わせた多くの人々が負傷し、22名の尊い命が奪われた。
その後、アリアナは亡くなった被害者の葬儀費用を支援したり、事件の翌月には被害者とその家族を支援するため、マイリー・サイラスやジャスティン・ビーバーらに協力を依頼し、同市内でチャリティコンサートを主催した。また、毎年5月には自身のSNSで追悼メッセージを投稿し、マンチェスターの人々を支え続けてきた。2017年7月には、アリアナがマンチェスター市の名誉市民に選ばれた。
さらにアリアナは、マンチェスターの病院でクリスマスを迎える子ども達のために、プレゼントを寄付し続けてきた。
2020年にはロイヤル・マンチェスター小児病院とマンチェスター王立診療所に入院しているすべての子ども達に、それぞれ100ポンド(約1万9700円)の「アマゾン」商品券を贈った。
2021年にはマンチェスターの病院に1000個のクリスマスプレゼントを寄贈し、子ども達はそれぞれ2個の包みを受け取った。
2022年と2023年には、今回と同じようにマンチェスター市内の病院で過ごす子ども達にクリスマスプレゼントを贈った。
画像は『Ariana Grande Instagram「every day is a “pinking of you” & “skinny dripped” day」』『Manchester Foundation Trust Charity X「Thank you Ariana Grande!」』『MFT Charity Instagram「Thank you @arianagrande!」』より
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)