Text by CINRA編集部
NHKスペシャル『新ジャポニズム 第1集 MANGA わたしを解き放つ物語』が1月5日21:15からNHK総合で放送される。
NHKスペシャルのシリーズ『新ジャポニズム』では、横浜流星がナビゲーターとなって、世界を熱狂させている日本のカルチャーの魅力を紹介。横浜流星は1月5日から放送される大河ドラマ『べらぼう 〜蔦重栄華乃夢噺〜』で、日本のポップカルチャーの礎を築いたとされる主人公・蔦屋重三郎役を演じている。
『新ジャポニズム』では日本カルチャーをめぐる世界各地の現場を訪ね、現地の人びとや文化との交流を描くほか、日本の歴史をたどり、世界を魅了するカルチャーが育まれた背景を読み解いていく。語りは守本奈実(NHK)。
第1集のテーマは漫画。戦時下のウクライナでは21歳の女性が『進撃の巨人』の主人公を自分自身に重ね合わせ、同性愛がタブーとされるイスラム教徒が多数を占めるインドネシアでは男性同士の恋愛を描いたボーイズラブ(BL)が密かな人気を集めているという。日本の漫画が人気の理由は、タブーを恐れず無限にジャンルを広げ、個性豊かなキャラクターたちが紡ぐ「多様な物語」にあると海外の専門家は指摘する。
また『SPY×FAMILY』『チェンソーマン』『ダンダダン』の編集者である林士平が『ダンダダン』の作者・龍幸伸と物語を生み出す現場を取材。『SPY×FAMILY』の作者・遠藤達哉も登場する。