AKB48村山彩希&伊藤百花「一致団結してAKB48を盛り上げていきたい!」

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2024年12月25日 17:40  週プレNEWS

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AKB48の伊藤百花(左)と村山彩希(右)

20周年イヤーに突入したAKB48が12月25日に10thアルバム『なんてったってAKB48』をリリース! 今作は昭和、平成、令和の時代を代表するアイドルたちの曲をカバーしたアルバムとなっている。ということで、メンバー最古参の13期生でリード曲のセンターを務める村山彩希(むらやま・ゆいり)と、19期研究生の期待のエース伊藤百花(いとう・ももか)にアルバムの話や新公演、これからのことなど、いろいろと話を聞かせてもらいました。

――このふたりで取材を受けるのは初めてということで、まずはお互いの印象を聞かせてもらえますか?

伊藤 AKB48に入る前から大好きで、最初はそれこそ雲の上の存在というか、画面の中の方がいらっしゃるみたいな感じ。本当に女神様で話しかけることもできず、新公演のレッスンが始まるまでは、ちょっとご挨拶させさせていただくぐらいで。

でも、この前すごく嬉しかったのが、レッスン終わりにひとりでレッスン場の掃除をしていたら、村山さんが手伝ってくださったんです! いつもは後輩がやるのを一番先輩の村山さんが手伝ってくださって、中身も素敵な方なんだなって。


――何でお手伝いを?


村山 そのときは後輩があまりいないレッスンで、いとももがひとりで掃除していて。絶対にふたりでやったほうが早いじゃないですか。だから一緒にやってあげようって。

伊藤 ダメです。やらせてはいけないって、気持ちでいっぱいでした。でもこんな先輩になりたいって、すごく思いました。あと、ずっと完璧な方って印象があったんですけど、最近よく接するようになって、お茶目で可愛らしい方でもあるなって。

――村山さんから見た伊藤さんは?

村山 話題の研究生ですよね。18期までは出張公演で一緒だったけど、19期はあまり関わったことなくて。触れちゃいけない繊細なものというか、まずは近い17期や18期のみんなに任せて、ちょっと距離を置いてたんです。けど、私の仲良かった卒業メンバーが推しメンって。

――そうなんだ!

村山 私のおじいちゃんもいともも推しって発覚して、幅広い年代から好かれるんだなって。一緒にレッスンしていても、こんな表現ができるんだって発見が多すぎて。自分も負けじとやらなきゃって思わせてくれる後輩です。

――そして25日に発売されるアルバムで、村山さんはリード曲の『なんてったってアイドル』のセンターです。

村山 カバー曲だから、最初はすごい身構えていたんです。本家のみなさんに失礼がないようにって。でも有名な曲をお借りして、その曲の中のひとりを演じるっていうのが自分的に楽しいなって。大スターを演じられるのがすごく楽しいです。

――先日、後藤真希さんと歌番組でコラボしてましたね。

村山 ただのファンでした(笑)。まだ記憶がない頃にモーニング娘。さんのコンサートに行ってたらしく。でも、私よりも家族の方が大興奮でしたね。私のお姉ちゃんがちょっと後藤真希さんに似てるっていうのが、村山家では有名な話で。お姉ちゃんと彩希がテレビで共演したみたいに盛り上がってました。

――伊藤さんはソロで『可愛くてごめん』をやってますね。

伊藤 まさかソロを任せていただけるなんて信じられなくて、最初はうれしいよりも驚きが大きかったです。でもファンの方からおめでとうって、たくさん言っていただけて、それでだんだん実感が湧いてきて。

この曲を何とかものにできるように、レコーディング前にオリジナルを聴きまくって。特にサビの部分に「チュ」って、あるんですけど、「チューー」ってなったり、気持ち悪くならないように、そこは結構こだわりました。

――村山さんは中森明菜さんの『DESIRE -情熱-』をカバーしました。

村山 今の自分より若い歳で曲を出されているのに、あんな色気ある声と世界観はどうやって出せるんだろうって。映像もたくさん見たんですけど、あれはご本人にしか出せないオーラと言うか。練習すればするほど、変に型にはまっちゃって。

どうしようと思ったんですけど、レコーディングの日にちょっと体調が良くなくて、練習したことは出つつ、気だるさというか、力が抜けて、大人の余裕が出た感じになったんですよ。この曲のおかげで自分の新たな振り幅に気づけました。

――クリスマスシーズンですが、思い出ってありますか?

村山 他のメンバーの話になっちゃうんですけど、卒業した同期が、クリスマスにサンタさん用にホットミルクと、トナカイ用に生のニンジンを用意していたら、ちゃんと飲んでくれて、トナカイの歯型がついてたって話をしてくれたことあって。それからしばらく夢を壊しちゃいけないって、13期の間ではサンタの話をしないようにしてました。

――ほほえましいです。

伊藤 それだったら、この前入った20期の近藤(沙樹)さんが12歳なんですけど、「サンタさんのことは言わないように気を付けてください」って、メンバー全体のグループLINEに来ていて。そんな共有されたことないから、可愛いなって。

村山 でもそれが来た後に、15期の鈴木くるみちゃんも加入したのは12歳で、「私のときはそういうのがなかった!」って、怒ってるのが可愛かったです。

――12月8日より20周年イヤーがスタート。劇場がリニューアルオープンして、およそ9年ぶりの新公演『ここからだ』が始まりました。

伊藤 AKB48に入って8か月くらいで、新公演がいただけるってすごい幸せだなと。しかも初日も任せていただけて夢みたいでした。先輩方に必死に食らいついていきたいし、もっといろんな方に私を知っていただけるよう頑張りたいなって。

村山 劇場リニューアルと新公演スタートが一緒っていうのが奇跡なんじゃないかなって。私はオリジナル公演をいただくことが本当に夢だったので、新劇場もいいけど、やっぱり公演が一番良かったねって言ってもらえるように頑張らなきゃって思います。

新公演のレッスンは、初日メンバーだけじゃなく、他のメンバーも同じ熱量でやれていて、そこがすごくうれしかったなって。劇場リニューアル工事中の出張公演で、AKB48がよりまとまった感じがあって、そこにレッスンで19期生ちゃんも加わって、一致団結できたので、めちゃめちゃいいスタートが切れたなって思います。歌詞も前向きで、輝いた未来のAKB48が見えるような世界観の公演なので、ぜひ見に来てもらいたいです。

――そして先日、20期生がついにデビューしました。

伊藤 加入が半年ちょっとしか変わらなくて、ほぼ同期のような感じなのかなって。でも初めての後輩だから、すごい優しくしていただいたり、根気強く教えていただいたり、今まで先輩方にしてもらったことを20期にもやっていきたいです。

村山 最初にいとももが雲の上の存在って言ってたみたいに、私とかは後輩から距離を取られがちだと思うんですけど、まずは近い19期ちゃんがわかりやすく教えてあげて、まだ経験してない部分を、私たちが教えられたらいいのかなって。

――改めて20周年イヤーに対しての意気込みを聞かせてください。

伊藤 最近は新生AKB48とか言っていただくんですけど、20周年ってすごくキリがいいし、記念すべき1年で、今のAKB48をもっと知っていただけるチャンスだと思っているので、私もその波に乗っていけたらいいなって思います。

村山 まさか自分が20周年に在籍しているとは思ってなかったですし、気づいたら私と(岩立)沙穂が一番上になっていて。でも13年いるからこそ教えてあげられることもあるのかなって。後輩にしか出せないキラキラ感は任せて、先輩は自分たちにしかない味や個性を出して。AKB48で一致団結して、いろんなことを楽しんで頑張っていけたらなって。

今回のカバーアルバムもいろんな年代の方に今のAKB48を知ってもらえるチャンスだと思うので、盛り上げていきたいです。


●AKB48
2005年12月8日、秋葉原のAKB48劇場で1期生お披露目。2024年12月8日にAKB48劇場がリニューアルオープン。12月25日(水)に10thアルバム『なんてったってAKB48』が発売!
公式X【@AKB48_staff】
公式Instagram【@akb48】
公式TikTok【@akb48_official_tiktok】

●村山彩希(むらやま・ゆいり)
1997年6月15日 神奈川県出身
157cm 血液型=O型
ニックネーム=ゆいりー

●伊藤百花(いとう・ももか)
2003年12月6日 埼玉県出身
身長157cm 血液型=A型
ニックネーム=いともも

取材・文/関根弘康 撮影/後野順也

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