ショーン・コムズ元従業員、セックスパーティーの証拠隠滅をさせられていた

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2024年12月25日 18:10  クランクイン!

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ショーン・コムズ元従業員、セックスパーティーの証拠隠滅をさせられていた (C)AFLO
 9月に性的人身売買などの容疑で逮捕、起訴されたミュージシャンでラッパーのショーン・コムズ。彼の元で働いていた元従業員が、彼のためにセックスパーティーの準備を行い、事後には証拠を消すよう指示されたと主張していることがわかった。

【写真】「ショーン・コムズ」フォトギャラリー

 Peopleによると、現地時間12月23日に、2019年から2021年までコムズの下で働いていたというフィリップ・パインズが、性的暴行や性的人身売買、故意に精神的苦痛を与えた等として、コムズに対し民事訴訟を起こしたそうだ、

 訴状によると、「ワイルド・キング・ナイト」と呼ばれていたパーティーのため、彼は何度か、コムズの自宅やホテルの部屋に「赤いライトやアルコール、氷を入れた容器、マリファナ、男性の性欲を高めるためのサプリメント、ボディオイル、潤滑ゼリー、タオル、違法ドラッグ、アダルト用品など」を用意するよう指示されたと主張。このパーティーは数日間にも及ぶことがあり、彼は「呼び出しに備える」よう申しつけられていたそうだ。「何度か、ベビーオイルやアダルト用品、アフターピル、ED治療薬や違法ドラッグを追加で持ってくるよう指示を受けた」と訴えている。

 パーティーの後には、ドラッグの痕跡を消し、部屋を片付ける役割を果たしたほか、ノートパソコンや携帯電話などコムズが個人で所有するデバイスから、証拠となるような動画を削除することを命じられ、この件を誰にも明かさないこと、さらにはホテルの従業員から報告が出されないように、多額のチップを渡すことを指示されていたそうだ。彼はまた、コムズから、女性ゲストと性行為をするよう強要されたとも訴えている。

 この訴えに対しコムズの弁護士は、「いくつ訴訟を起こされようとも、コムズ氏が男性、女性、成人、未成年を問わず、性的暴行や性的人身売買を行ったことがないという事実は変わりません」と否定。「我々は誰もがいかなる理由であれ裁判を起こすことが出来る世界に暮らしています。幸いなことに、真実を明らかにするための公正で偏りのない司法手続きが存在しています。コムズ氏は法廷で勝利を収められると確信しています」と述べたそうだ。

 9月16日にニューヨークで逮捕され、性的人身売買など3つの罪で起訴されたコムズだが、10月10日に行われた予備審問で、2025年5月5日に裁判が始まることが明らかになった。刑事訴訟に加え、ほかにもいくつもの民事訴訟が起こされている。
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