脱炭素社会の実現と経済成長の両立を図る「グリーントランスフォーメーション（ＧＸ）」を推進するため、経済産業省は２０２５年度予算案で次世代型原発の開発に８８９億円を計上した。前年度の５６３億円から大幅な増額となる。政府は、データセンターの新増設などに伴う電力需要の伸びに対応するため原発を「最大限活用」する方針で、将来をにらんで技術開発を後押しする。
来年２月に閣議決定を目指す次期エネルギー基本計画は、従来堅持してきた「可能な限り原発依存度を低減する」との方針を改め、次世代型への建て替え推進を打ち出す方向だ。廃炉原発の建て替えは、安全性を高めた「革新軽水炉」が有力視される。
ＧＸ関連予算は計１兆２８億円に上る。このうち、再生可能エネルギーの次世代技術の実用化などに６１０億円を計上した。再エネを最大電源にするため、フィルムのように薄くて軽いペロブスカイト太陽電池や、風車を海面に浮かべる浮体式洋上風力発電の導入を急ぐ。
火力発電の二酸化炭素（ＣＯ２）排出削減などに活用する水素燃料に関しては、液化天然ガス（ＬＮＧ）など既存燃料との価格差補助に３５７億円を充てる。供給拠点の整備には新規で５７億円を計上した。
来年２月に閣議決定を目指す次期エネルギー基本計画は、従来堅持してきた「可能な限り原発依存度を低減する」との方針を改め、次世代型への建て替え推進を打ち出す方向だ。廃炉原発の建て替えは、安全性を高めた「革新軽水炉」が有力視される。
ＧＸ関連予算は計１兆２８億円に上る。このうち、再生可能エネルギーの次世代技術の実用化などに６１０億円を計上した。再エネを最大電源にするため、フィルムのように薄くて軽いペロブスカイト太陽電池や、風車を海面に浮かべる浮体式洋上風力発電の導入を急ぐ。
火力発電の二酸化炭素（ＣＯ２）排出削減などに活用する水素燃料に関しては、液化天然ガス（ＬＮＧ）など既存燃料との価格差補助に３５７億円を充てる。供給拠点の整備には新規で５７億円を計上した。
|
|
|
|
このニュースに関するつぶやき
-
廃炉原発の建て替えは安全性を高めた「革新軽水炉」と。これは、脱炭素には好い。が、核廃棄物処理は核燃料サイクルで大丈夫なのか？又、核融合原発の見通しはどうなのか？
-
0人
0件
-
|
|
|
|
Copyright(C) 2024 Jiji Press, Ltd. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。
社会
