「昨年の紅白の視聴率は歴代最低でした。第1部(午後7時20分〜)は初めて30%の大台を割り、2部(午後9時〜)の31.9%も、2部制になった1989年以降、歴代ワーストとなった2021年の34.3%を下回ったのです。
さまざまな要因がありますが、局としては、今年の『紅白』の視聴率も浮上しない場合、まず2年連続で司会を務めた有吉弘行さん(50)を交代させることを決めているといいます」(制作関係者)
大晦日に放送される今年の「第75回NHK紅白歌合戦」。司会は有吉、橋本環奈(25)、伊藤沙莉(30)、鈴木奈穂子アナウンサー(42)が務める。制作関係者は言う。
「局が長年ラブコールを送っていたB’zがついに『紅白』に初出演します。米津玄師さん(33)も6年ぶりに登場。2組とも今年の朝ドラの主題歌を担当しています。朝ドラは局の看板番組ですから、“ヒロインが『紅白』司会を務める”方針は今後も変わりません。
有吉さんは昨年に引き続き、今年も司会を務めていますが、“毒舌”がウリの彼のキャラクターが昨年の『紅白』では活かされませんでした。今年はテコ入れで、もう少し有吉さんが自由にやれるようになっているようですが、B’zと米津さんが出場しても低視聴率だった場合、有吉さんの交代は規定路線になっています」
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実は交代の“布石”がすでに打たれているという。
「今年の『紅白』の審査員には内村光良さん(60)が起用されています。有吉さんが“もっとも尊敬する先輩”として、昨年のポケットビスケッツとしての出演に続き、2年連続の『紅白』出演になります。さらに内村さんは、『紅白』内のコーナー『放送100年特別企画』MCとしても出演します。これは局が司会者・内村さんの“絶大なる安定感”を評価しているからです」(前出・制作関係者)
内村は今回のコーナー司会に関して、NHKを通じ《今回は審査員だけかと思っていましたが、まさかの依頼》と驚き、《担当するコーナーが上手くいくよう、司会をしていた数年前を思い出しながら乗りきっていこうと思っています》とコメントしている。前出の制作関係者は続ける。
「もともと内村さんは2020年まで4年連続で総合司会を務めていました。その翌年、大泉洋さんと川口春奈さんが司会を務めた『紅白』で当時の歴代最低視聴率を記録してしまったのです。
NHKは25年3月に“放送100年”を迎えます。その記念企画『みんなのベスト紅白』の司会を務めるのも内村さんなのです。昨年11月に第1回が放送され、残り2回は正月1月3日、25年3月に放送されます。“夏の紅白”といわれる『ライブ・エール』の司会も内村さんが5年連続で務めています。
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“放送100年”となる来年の『紅白』は、局のメンツにかけても絶対に失敗できません。それだけに、有吉さんに代わる司会の最有力候補は内村さん以外にいないのです。過去にも山川静夫アナや三宅民夫アナのように、“返り咲き”を果たした司会者の事例もありますから……」
今年の『紅白』の視聴率を注視したい。
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