【写真】のん、シャンパン片手に“文豪コール”
本作は、柚木麻子の同名小説を、『TRICK』シリーズの堤幸彦監督がのん主演で映画化。新人賞に輝くが、大御所作家・東十条宗典(滝藤)の酷評で、小説の発表の場を失った不遇な新人作家の中島加代子(のん)が、試練を乗り越えて文壇に返り咲こうとする姿を描く。
のんは、自身が演じた加代子というキャラクターについて「普段言えないような暴言を吐いたり、タンカを切ったりと、すごく面白いシーンがいっぱいあったので楽しかった」と撮影を振り返ると、かなり性格に癖がある役に「すごく難しい役でしたが、小説にかける情熱だけは純粋であることは意識しました。それ以外は性格が悪くてもいいと思っていました」と役作りについて語る。
劇中、のんは滝藤演じる東十条の自宅に乗り込むシーンがある。そこでのんは白い着物姿を披露しているが「設定では500万円の着物だったのですが、実際には800万円もするお着物だったんです」と明かすと「それでお鍋を食べなくてはいけないシーンがあって、恐ろしかった」と苦笑い。
さらにその時の撮影では、醤油がのん側に倒れてきてしまうというハプニングがあったようで、のんは「本当に危機一髪で回避できたのですが、すごく怖かった」と恐怖体験を明かしていた。
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またこの日は、劇中で加代子が見せた“文豪コール”を実演することに。のんはシャンパン片手にズラリと並んだ文豪の名前を連呼する“一気コール”を壇上で披露すると「撮影のとき覚えるのが大変だったのですが、沁みついているようで、スッと言えましたね」とカンペなしで流ちょうにコールを実演していた。