多発性骨髄腫と闘う宮川花子、再びマラソンへ意欲「背が5センチ縮んで」も「誰か車いす押して」

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2025年01月05日 13:25  日刊スポーツ

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宮川花子(2024年撮影)

胃がんを克服し、現在は多発性骨髄腫と闘う漫才師宮川花子(70)が、5日放送のABCラジオ「Changeの瞬間 〜がんサバイバーストーリー」に出演。不屈の思いを語った。


夫宮川大助(75)と結婚と同時に、夫婦漫才コンビを結成した花子。漫才絶頂だった88年、大助と受けた検診で「胃にピンポン球ぐらいのがん」が見つかった。手術をへて復帰。99年にはホノルルマラソンに挑戦し、完走。「4万人走って、私、3万9500番目ぐらいやったけど」と笑いながら振り返った。


そして18年「12キロウオーキング途中、腰が痛くなって」病院へ。形質細胞腫瘍の影響だと判明した。


「私、もう(形質細胞腫瘍の診断を)3回なって(受けて)るんですよ。放射線治療するんですけど、背中に当てるんですよ。だから、背が5センチぐらい縮んだんですよ。骨がむしばまれて」


治療で骨が影響を受けたという。その後、多発性骨髄腫と診断され、今も闘いながら仕事を続けている。


フリーの八木早希アナウンサーが、多様なジャンルのがん闘病経験者を招いてトークする同番組。同じ多発性骨髄腫と闘う俳優佐野史郎も出演したことがあり、八木アナは「佐野さんは治療中、苦しいので、苦しい演技をしてみようと思ったけど、下手だったとおっしゃってました」。これを聞き、花子は「つらかったと思うよ」と、佐野の思いに言い及んだ。


それでも、花子は「マラソン、今度また出たいな〜と思て(思って)。誰か車いす、押してくれへんかな〜」。胃がん克服後にマラソンに初挑戦し、ウオーキング参加中に異変を感じて多発性骨髄腫の診断につながった“マラソン”へ再挑戦したい思いを吐露。


また、26年には結婚50年を迎えることから、記念イベントを計画中。この日、ともに出演していた伝統河内音頭継承者の河内家菊水丸(61)も、甲状腺乳頭がんを克服した“がんサバイバー”であり、花子は「(結婚50年記念の)音頭、作ってよ」とオファー。菊水丸も快諾していた。

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