入江悠監督、大泉洋主演『室町無頼』より新たな場面写真が解禁された。
本作は、応仁の乱前夜の京都を舞台に、巨大な権力に立ち向かうアウトローたちの闘いを描く本格アクション時代劇。
主人公の蓮田兵衛を演じるのは大泉洋。剣の達人で、歴史に名を残す無頼漢として、混沌の世を生き抜く自由人を熱演する。
そして、兵衛に拾われ、成長を遂げる才蔵役を演じるのは、「なにわ男子」の長尾謙杜だ。この度、そんな才蔵が“最強”へと成長を遂げて行く場面写真が解禁。
汚れた川へと落ち、緑色のボロ服をぐっしょりと濡らした才蔵は「蛙」と呼ばれることとなる。そこから兵衛や老師(柄本明)との出会い、命を賭けた地獄の棒術の修行、様々な戦いを経て、遂には“無敵の棒術”を身に付ける。
「いつかヒーローのような役を演じてみたい、アクションにも挑戦してみたいと思っていた」と、才蔵への思い入れを語った長尾。「無邪気さもありますが、どこか肝が据わっていて、ちょっと落ち着きがあるところもある。色々なものに対して本当にまっすぐな気持ちを持っている素直な少年」と役を理解して臨んだ才蔵は、登場シーンは顔や衣服に汚れのメイクを施した仕上がり。
しかし、「この映画は、ある意味では“才蔵の成長の物語”だと思います」と主演の大泉が表現するように、物語が進むにつれて、兵衛との出会いをきっかけに心身共に成長を遂げていく才蔵の顔つきと身のこなしが、みるみるうちに変わっていく。
大泉は、「才蔵と長尾くんというのが見事に被る感じがありました。本当に長尾くんがどんどんかっこよくなっていくのが、見ていて痛快でしたね。衣装さん、メイクチームも本当に素晴らしくて、どんどん彼の見た目も変わっていくのだけれど、それに応えて、長尾くんのお芝居も変わっていった」と、役の成長とともに見違えるように精悍な顔つきになる長尾の姿をふり返った。
さらに骨皮道賢役の堤真一も、最強の棒術を駆使するキャラクターを演じた長尾について、「(棒などを使った)長もののアクションというのは本当に難しい。彼はとにかく難しいことを何回も何回もやっていた。もう永遠に終わらないんじゃないかなと思うぐらい大変な技をやっていました」と明かす。
「しかも鮮やかにやらなきゃいけない。できたからOKではなくて、鮮やかにできて初めてOKになる。足で蹴り上げて棒を持つとか、それだけをやれと言ったらできるかもしれないけれど、流れの中でやるのは簡単に見えてとても難しい」と、最大難度のアクションを見事にやり遂げた長尾を称賛した。
また大泉も、「まだ20歳そこそこの長尾くんが、50歳の僕が演じた役の風格をどこか感じさせるように最終的にはなっていた。『すごいな、長尾くんは』と思いましたよ。最初は本当に子供みたいでかわいいのだけど、最後は本当にかっこいいなあと」と、大絶賛している。
『室町無頼』は1月17日(金)より全国にて公開。
(シネマカフェ編集部)