明日8日〜日本海側で大雪や吹雪 太平洋側の平地も積雪恐れ 10日にかけ交通影響大

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2025年01月07日 18:14  日本気象協会

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日本気象協会

明日8日〜日本海側で大雪や吹雪 太平洋側の平地も積雪恐れ 10日にかけ交通影響大

今日7日は、大分、高松、神戸、徳島で続々と初雪の便り。明日8日以降も西日本の太平洋側など平地も雪エリアが拡大し、積もる恐れ。太平洋側でも交通への影響大。日本海側は広く雪で、10日にかけて警報級大雪の恐れ。北陸や東北の日本海側を中心に積雪急増も。雪の事故注意。



●明日8日 雪のエリア拡大 西日本の平地で積雪・凍結恐れ


今日7日は、大分に続き、高松、神戸、徳島でも続々と初雪の便りが届きました。
明日8日は、さらに強い寒気が西回りで南下し、西日本の太平洋側の平地でも雪のエリアが広がるでしょう。九州から近畿にかけて、山沿いだけでなく、平地でも雪が降り、積もる恐れがあります。
また、東海も夕方にかけて所々に雪雲が流れ込むでしょう。北陸や東北の日本海側は広く雪で、局地的に雪が強まり、積雪が急増する見込みです。すでに東北を中心に平年を大幅に上回る積雪となっているため、大雪に十分な警戒が必要です。
北海道は日本海側を中心に雪で、風も強まりふぶきになる所があるでしょう。関東は晴れますが、北部の山沿いは昼頃まで雪の所がありそうです。

道路の交通影響予測では、九州では明日8日午後から交通への影響が出始める可能性が高く、中国、四国、近畿でも普段雪があまり降らない平地でも積雪となる恐れがあります。車は必ず冬用のタイヤを装備し、積雪や凍結による交通の乱れに注意が必要です。


●10日にかけて警報級大雪 東北日本海側や北陸で更なる大雪恐れ


この先10日頃にかけては、しばらく強い寒気に覆われ、9日がピークとなるでしょう。上空約5500メートル付近で北日本にはマイナス40度以下、東日本にはマイナス30度以下の強烈な寒気が流れ込む見込みです。

北陸や東北、北海道の日本海側は明日8日にかけて広い範囲で雪が降り、断続的に降り方が強まったり、風雪によって見通しがかなり悪化することもあるでしょう。積雪の多い地域では、更なる大雪で、落雪や雪崩など雪の事故が発生しやすくなります。道路の状況が悪化し、広範囲で交通に影響がありそうです。関東や東海も山沿いを中心に断続的に雪が降り、積雪が増えるところもあるでしょう。

10日にかけて日本海側の広い範囲で警報級大雪となる恐れがあります。車を運転する際には、いつも以上に車間距離をとって、速度を落とすなど安全運転を心がけてください。


●予想降雪量


北日本から西日本では10日頃にかけて大雪となる所があるでしょう。

7日18時から8日18時までに予想される24時間降雪量(多い所)
東北地方   40センチ
北陸地方   70センチ
東海地方   70センチ
中国地方   50センチ
四国地方   25センチ
九州北部地方 25センチ

その後、8日18時から9日18時までに予想される24時間降雪量(多い所)
東北地方   70センチ
北陸地方   70センチ
東海地方   70センチ
中国地方   50センチ
四国地方   30センチ
九州北部地方 30センチ

その後、9日18時から10日18時までに予想される24時間降雪量(多い所)
東北地方   70センチ
北陸地方   70センチ
東海地方   70センチ
中国地方   40センチ
四国地方   20センチ
九州北部地方 30センチ

10日頃にかけて大雪による交通障害、着雪、なだれ、風雪に注意・警戒してください。



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