プロレスラー鈴木みのるが“一人メシ”を語る「人生で一番うまかったメシはサラダかな」

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2025年01月11日 09:01  日刊SPA!

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鈴木みのる氏(56歳)・プロレスラー
「もはやエサみたいなもん」と自嘲しながらも、黙々とサラダを口に運ぶ鈴木氏
この年末年始にテレビ東京で大量放映されて、高視聴率をマークした『孤独のグルメ』。2025年1月には映画版の公開や、「孤独のグルメ博」の開催、関連本の出版と相次いで“五郎まつり”の様相だが、それだけ人は「一人メシ」に惹かれるのかもしれない。
では、多忙な職業に就くあの人は、仕事終わりにどんな一人メシを決めているのか?食への隠れたこだわりやいかに? こっそり現場を覗いてきた。

◆プロレスラー・鈴木みのる氏(56歳)「人生一うまいメシは今、食っているもの」
●原宿「CRISP SALAD WORKS」のサーモンクリームサラダ

時刻は午後2時。“世界一性格の悪い男”の異名を持つ人気プロレスラー・鈴木みのる氏は、サラダ専門店「CRISP SALAD WORKS(クリスプ・サラダワークス)」で、豆やオニオンがトッピングされたサーモンクリームサラダを口に放り込んだ。

「人生で一番うまかったメシ? ……それは、今、食っているサラダかな。終わったことはどうでもいい。思い出に固執していたら、目の前のおいしいものを見逃す気がする」

こう語る鈴木氏は現在56歳。酒や食に関する豪傑伝説を数多く持つ男は、朝はゆで卵にブロッコリー、プロテイン、昼はサラダ、夜はプロテインと固定したメニューで毎日を過ごしている。

◆サラダに毎回必ずトッピングするのは…

栄養バランスを考えて、サラダに毎回必ずトッピングするのは「コーン」「ワイルドライス」「グリルドチキン」の3つ。ワイルドライスはカリフォルニア米や雑穀を混ぜており、プチプチとした食感が特徴的だ。グリルドチキンは、まろやかな辛さと旨みが凝縮されているため、「タンパク質の補給にちょうどいいんですよ」と笑う。

試合がない日は自身のアパレル店「PILEDRIVER (パイルドライバー)HARAJUKU」に出勤し、倉庫作業台の右寄りで一人食べるのがルーティンだ。

「この場所が一番エアコンが当たるから、気持ちいいいんだよ。スタッフと一緒にご飯を食べること?ないない。店番がいなくなるからさ」

◆食事を固定しているのは体形維持のため

現在の食生活になった理由について、鈴木氏はこう話す。

「年取ったら体の機能が落ちて、何を食っても太るんだよね。じゃあどうしようと30年前と同じ食事に戻した。これ食ってる俺って、カッコいいじゃんと思っている(笑)」

自らを「ジジイ」と称しながらも、その体は見事に引き締まる。人気も衰え知らずで、どこの国に行っても、現地の観客から入場曲のサビに合わせ「風になれ〜」の大合唱が起きる。

「やっぱり何歳になっても向上心がなきゃダメだろ。あれだけ勉強が嫌いだった俺が、海外との交渉のために英単語を覚えてるもん(笑)。」

明日、またこの世で一番うまいメシを食うために、男は美学を貫き通すのだ。

【鈴木みのる氏】
1968年6月17日、神奈川県出身。1988年デビュー。得意技はゴッチ式パイルドライバー。IWGPヘビー級のタッグ王座、G1 TAG LEAGUE 10 優勝

<取材・文/週刊SPA!編集部>

―[密着ルポ 100%[孤独のグルメ]]―

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