元テレビ朝日社員の玉川徹氏(61)が13日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月〜金曜午前8時)に出演し、沖縄・名護市の「二十歳の集い」をめぐって起きた晴れ着トラブルについて、私見を述べた。
番組では、12日に行われた同市の「二十歳の集い」式典のための晴れ着のレンタルを仲介した代理店が、客120人から計約730万円を受け取ったまま連絡が取れなくなったトラブルを報道。実際に晴れ着を用意する貸衣装会社が、代理店から代金を受け取っていないものの約1000万円を負担して、金を払った希望者に晴れ着を用意した結末を伝えた。
玉川氏は「貸衣装会社は被害者なんですけど、貸衣装会社が今回、(実費を)かぶらないでいられたかと言うと、僕は2つの意味で、そこは難しかっただろうなと(思う)」と切り出した。「ひとつは、お客さまには何の責任もないんですよね。だから、用意できるのであればそれを用意しないと、これから貸衣装会社として続けていくということがなかなか難しい」と話すと、羽鳥慎一が「それもあるでしょうね。子供のことを考える、プラスこの会社の信用というか…」と合いの手を入れ、玉川氏は「そういうことになりますね」と肯定した。
玉川氏はさらに「あともう1点は、この代理店、初めてじゃないんですよね」と前年度から代金未納が続いており、総額3000万円以上と伝えられていることも指摘。「2023年度、前の年度でも、3000万円着服している、というんですよね、この会社が。3000万円の着服を『今年の分と来年の分で払う』と、そういう風に言っていたのを、今年の分も払わない、とそういうことなんですよ」と2つめの事情を説明した。
玉川氏は「そういう風なところと、引き続き契約を結んでやっているということに関しては、(貸衣装会社にも)やっぱり一定の責任はあるんじゃないかな、と思います」と持論を展開。「そこには、被害者なんだけれども、というところはもちろんあるんですよ。だけどそれを、お客さまにその責任を、という風な形には、やはりできないんじゃないですかね。商行為としては」と付け加え、羽鳥も「厳しい見方をするとそういう指摘もあるのかな、と思います」と応じた。
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玉川氏は「心意気とさっきおっしゃったけど、そういう風な部分では言い切れない部分があるんじゃないか、と思いますね」とまとめた。
番組では、貸衣装会社の代表が、代理店に対し、業務上横領の罪による刑事告訴や民事訴訟も検討していることも紹介された。
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