宮沢りえ×尾野真千子×蒼井優×広瀬すず『阿修羅のごとく』四姉妹を演じた“絆”を語り合うインタビュー映像

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2025年01月15日 12:00  ORICON NEWS

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四姉妹の晴れやかな笑顔あふれるオフショット=Netflixシリーズ『阿修羅のごとく』(配信中)
 宮沢りえ・尾野真千子・蒼井優・広瀬すずが四姉妹を演じたドラマ、Netflixシリーズ『阿修羅のごとく』(Netflixにて独占配信中)より、本編初公開シーンや貴重なメイキング映像もふんだんに盛り込まれたスペシャルインタビュー映像が公開された。

【動画】たっぷり14分、本編&メイキングも含む四姉妹のインタビュー映像

 映像では、物語の軸となる、竹沢家四姉妹の長女・綱子(宮沢)、次女・巻子(尾野)、三女・滝子(蒼井)、四女・咲子(広瀬)の4人が、それぞれの役作りや是枝裕和監督が向田邦子の原作を脚色した新たな脚本へのリスペクト、そしてこの四姉妹に対する“特別な想い”などを語り合っている。

 本作の魅力について、宮沢は「最初に『阿修羅のごとくが』作品として出来上がった時(1979〜80年)と今はだいぶ時代が変化していて、当時はそれぞれが持つ葛藤や個性だったり、そういうものがさらされることなく生きていた時代なんだなって。みんなが秘密を持っていて、でも家族として日常を過ごしているっていう、すごく向田さんっぽいなって思いますね」と語る。

 また、印象的なシーンを問われた尾野は「せーので合わせていないのに、綱子お姉さん(宮沢)がせりふを言ったら自然とみんなで“おかえり〜!”と言ったシーンは鳥肌が立った。本当に練習とかじゃなくて、みんなから自然に出ちゃった言葉みたいな」と明かしており、この4人でしか実現し得なかったであろう当該シーンは間違いなく必見だ。

 四姉妹の中でも特にぶつかり合うことが多かった三女・滝子(蒼井)と四女・咲子(広瀬)において、蒼井は「本当に咲子のことが嫌いなんですけど(笑)、でも自分以外の人が咲子に意地悪するのはどうしても許せなくて、どっかですっごい嫌なのにすっごい甘えているところもあって」と、姉妹ゆえの簡単には言い表すことのできない特別な関係性について言及。

 これに対し広瀬も「常に対立はしているのに、最後の滝ちゃん(蒼井)だから話せる距離感というか、“姉妹”っていう絆はやっぱり崩れないものなんだなと」と、自身も姉妹だからこそ共感できたと話している。

 そして、この本作で出会えた四姉妹という関係性において、4人は同様に唯一無二の“特別な絆”が生まれたと振り返る。初公開となるクランクアップ時のメイキング映像からも、サプライズで駆け付けた蒼井と広瀬に驚きつつ、宮沢と尾野が涙する仲睦まじいシーンも。

 宮沢は「本当の妹かなと錯覚してしまうくらい愛おしくて、それが4ヶ月間どんどん深まっていって、妹たちという“仲間”に出会えたことは宝物だなと思います」。尾野も「そのシーンにいなくても会いたくなったり、こういう感情を持てたのは初めてかもしれない。だから本当の姉妹のような、どこかで私たちつながったんじゃないかなと思える人たちと巡り合えました」とあふれる想いを打ち明ける。

 蒼井も「演じていても演じていなくても大好きな4人です。みんなで同じ温度で立ち向かえている感じがして、あんなメンバーの中に入るのは緊張したんですけど、安心感がありました」。広瀬は「本人たちの関係性というか、温度がこんなに映るんだって思いました。私が言うのは大変失礼ですけど、お三方への敬語の使い方すらしっくりこないくらい(笑)、お姉ちゃんでいてくれたし、家族でいてくれました」と話していた。

 本作は、数々の名作ドラマを執筆し、日本のホームドラマの礎を築いた不世出の脚本家、向田邦子(1929-81年)の最高傑作として名高いドラマシリーズが原作。是枝監督の脚色により、時代設定は当時のままに、現代版ホームドラマとしてリメイクされた。

 物語は、ある冬の日、竹沢家の四姉妹が久しぶりに集まったところで、年老いた父親の愛人問題が浮上することから始まる。生け花を教える長女・綱子(宮沢)、専業主婦の次女・巻子(尾野)、図書館で司書として働く三女・滝子(蒼井)、そしてウエイトレスの四女・咲子(広瀬)。滝子の話では、母・ふじ(松坂慶子)と暮らす老齢の父・恒太郎(國村隼)には愛人と子どもがいるという。信じられないとは思いつつ、母の耳には入れないことを誓い合う4人。しかしこの騒ぎをきっかけに、彼女たちの日常に潜む、さまざまな葛藤や秘密が明るみに出る。


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