ヒョンデ、新型スモールEV『インスター』の先行予約を開始。全長3.8mのエントリーモデル

　全長3.83m、全幅1.61mと、狭い路地や住宅地の道でも扱いやすいサイズを備えたヒョンデの新型スモールEV『INSTER（インスター）』が上陸。2022年2月の日本再参入発表以来、ヒョンデとして4車種目のEVとして1月10日より先行予約が開始されている。

　千葉県の幕張メッセで開催された東京オートサロン2025の会場にて、先行披露されていた新型『ヒョンデ・インスター』は、毎日の生活に寄り添う「自由をたのしみ、ゆとりをたのしむオールマイティ・スモールEV」のテーマを掲げ、多彩なシートアレンジを可能とした広く快適な室内スペースや、長い航続性能を実現した革新的なモデルとされている。

　全長3.83m・全幅1.61mという絶妙なボディサイズは、国内の狭い路地や駐車環境においても抜群の扱いやすさを実現し、エクステリアでは丸形LEDランプを基調とした親しみやすいフォルムと、力強いサイドビューと抑揚のあるボディラインを持つ。

　また、ヒョンデのEVに共通するピクセルグラフィックをフロントウインカーランプなど随所に採用することで、ブランドの統一感をもたらしながらユニークかつ遊び心のあるスタイリングにより、一目でインスターと分かるアイコニックな仕上がりとされた。

　そんなAセグメント級のコンパクトな成り立ちながら、インテリアはゆとりある空間設計に。コラムタイプ電子制御シフトレバーと前席ベンチシートを採用し、センターコンソール周りをすっきりさせた開放的な空間が演出される。

　後席はロングホイールベースとフラットフロア構造により、余裕のある足元スペースを確保。乗車定員を4名とすることで、全席での快適性を向上させている。

　ゆったりとしたシートサイズに加え、前後席ともにフルフォールディングを可能とし、後席にはリクライニング機能とスライド調整機能も搭載。長時間の移動でもリラックスできる環境が提供され、多彩なシートアレンジにより日常の買い物からアウトドアやレジャーまで、さまざまなシーンに柔軟に対応する。

　さらにシンプルかつ機能的なダッシュボードには、10.25インチの高解像度メータークラスターとナビゲーションの2つの大画面ディスプレイを搭載した先進的なインストルメントパネルを採用し、運転中の視認性を向上。車内外で電気機器を使用できる“V2L（ビークル・トゥ・ロード）”機能は、エントリーモデルのインスターにも全車標準装備されている。

　パワートレインは最高出力85kW（約116PS）、最大トルク147Nmの高出力モーターが前輪を駆動し、スモールEVでありつつも42kWh、または49kWhの大容量駆動用バッテリーにより、懸念を解消する圧倒的に長い航続距離を実現。充電頻度の不安によるストレスを感じさせない、ロングドライブを可能とした。

　回生ブレーキ強度は4段階もしくは自動モードの中から選択でき、効率的なエネルギーマネジメントが可能とされ、ボディ剛性やシーリングの強化、空力対策により、騒音・振動の少ない車内環境で快適性を実現。国内の道路環境に最適化されたサスペンションチューニングにより、優れた乗り心地と走行安定性も備える。

　ドライバーの負担を軽減する最新の運転・駐車支援システム“ヒョンデ・スマートセンス”を搭載。高速道路で前方車両との車間距離を維持する高速道路ドライビングアシスト（HDA）や、周囲の状況をモニターに表示するサラウンドビューモニター（SVM）に加え、ペダルの踏み間違いによる急加速を抑制する、ぺダル踏み間違いセーフティアシスト（PMSA）をヒョンデ車として初採用するなど、安全技術を多数搭載することで高い安全性を追求している。

　そのインスター先行予約開始を記念し、同車の5年保証プログラムやExclusive Careなど多彩な特典による購入支援策や、中間グレード“Voyage”の一充電走行距離（WLTCモード）を予想し、正解者のなかから1名にインスター1台をプレゼントするキャンペーンも実施され、価格は284万9000〜357万5000円（税込）となっている。

先行予約申し込みページ：https://www.hyundai.com/jp/inster-preorder
キャンペーンページ：https://www.hyundai.com/jp/brand/events-JP1PEM00000000000597