退職後の挑戦「保護猫を迎えたい」→運命の兄妹猫と出会い “甘えん坊将軍”に“お姫様”が家族を笑顔に「家事をしない父も変わった」

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2025年01月16日 14:30  まいどなニュース

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保護されたときのくろみつちゃん(奥)としらたまちゃん(手前)(画像提供:くろみつ・しらたま 保護猫兄妹さん)

2020年秋、保護猫の兄妹はずっとのおうちで新たな猫生を歩むことになりました。

【写真】お迎え初日の兄妹猫…新しい環境に慣れるまでは時間がかかりました

お迎えしたのは、X(旧Twitter)ユーザー・くろみつ・しらたま保護猫兄妹さん(@neko9682_4630)です。

4年前、飼い主さんは16年間勤めた仕事を退職し、長年の夢だった猫との暮らしを実現しようと動き出しました。そして、保護猫をお迎えしたいと考え、ネットで情報を集めていたときのこと。あるページで、とてもかわいらしい兄妹猫を見つけたのです。

「『美形兄弟ペア』と書かれていて、一目惚れしました。この子たちをお迎えしたいと思い、保護主さんに連絡。抜群にかわいいので、里親希望者はたくさんいましたが、ご縁があって我が家に来てくれることに。それが、くろみつとしらたまです」

「お世話をしてくださっていたボランティアさんの話によると、妹のしらたまは、保護時、食事中も足が開いてペタッと体が沈んだ状態になってしまっていたそうです。『ずっと歩けないかもしれない』と心配されていましたが、現在は無事に回復しました」

新しい暮らしと兄妹の成長

飼い主さんの家に迎えられたくろみつちゃんとしらたまちゃんは、新しい環境に慣れるまでシャーシャーと威嚇していました。

しかし、飼い主さんが少しずつ距離を縮めるうちに、甘えん坊な姿を見せてくれるようになりました。

「ふたりともとてもビビリなので、慣れるまで時間がかかりました。でも、少しずつ緊張がほぐれ、甘えん坊で撫でられるのが大好きな姿を見せてくれるようになったのです。幼少期は遊び盛りで、布団から足を出していると、くろみつに甘噛みされ、布団の中に足を隠すと今度はしらたまに猫パンチをされて……。まさに前門の虎、後門の狼でした(笑)」

やんちゃなふたりは、飼い主さんにとって笑顔の絶えない存在になりました。

それぞれの個性と家族の変化

小さかったくろみつくんとしらたまちゃんは、現在4歳になりました。

「くろみつは、甘えん坊将軍で俺様気質。私にいつもベッタリで、股ぐらにすっぽりおさまって寝るのが好きです。一方、しらたまは、お姫様気質で撫でられるのが大好き。手を伸ばすと、おなかを見せてゴロンと寝転がる姿がたまりません」

また、ふたりが加わったことで家族にも大きな変化がありました。

「両親と同居しているのですが、家族の会話がかなり増えたと思います。『猫ちゃんが自分の部屋に遊びに来た』『いっぱい甘えてくる』など、逐一報告しては猫自慢しています(笑)。」

ある朝、私が「しらたまちゃんが夜に部屋にやってきたよ」と自慢すると、お父さんとお母さんも同じことを言い出したそうです。

「不思議に思ってよくよく聞いてみると、寝しなは私の部屋、真夜中は母の部屋、明け方は父の部屋というように巡回していたようです。平等にファンサービスをしていることがわかりました(笑)」

特に、飼い主さんを驚かせたのは、お父さんの行動です。

「父はあまり家事をしないタイプでした。ところが猫ちゃんに関わる作業は率先して行うようになったのです。この前も、寒くなって来たからとホットカーペットを用意していました。ふたりをお迎えして4年が経ちますが、毎日見るたびに『かわいすぎる!』と驚いています。保護猫を幸せにしたいと思って迎えましたが、幸せにしてもらったのは私たち家族のほう。これからもふたりが幸せに暮らせるよう、精一杯尽くしていきたいです」

くろみつちゃんとしらたまちゃんとの出会いをきっかけに、猫ファーストな生活になった飼い主さん家族。これからもにぎやかで笑顔の絶えない毎日を過ごすことでしょう。

(まいどなニュース特約・梨木 香奈)

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