「タレントの中居正広さんの女性トラブルなど一連の報道について、フジテレビは今日、港浩一社長らが定例会見で説明する方針です」
1月17日放送の『めざまし8』(フジテレビ系)は、同局の港浩一社長(72)らが定例記者会見を開くことを報じた。しかし冒頭のようにテロップとナレーションのみで伝えられ、MCの谷原章介(52)や岸本理沙アナ(25)ら出演者がコメントすることはなかった。
中居の女性トラブルをめぐって、昨年末に「週刊文春」で幹部社員の関与が報じられていたフジテレビ。直後に公式サイトで《当該社員は会の設定を含め一切関与しておりません》と否定していたが、1月16日発売号の同誌で続報が打たれることに。同局の女性アナウンサーの証言とともに、日常的に“接待要員”として女性アナウンサーが動員されていることが報じられたのだ。
「フジは一連の報道について、昨年から外部弁護士を入れて事実確認の調査を進めていると説明しましたが、フジ・メディア・ホールディングスの大株主である米投資ファンドのダルトン・インベストメンツを激怒させてしまいました。事実関係の徹底的な解明と改善策の提示を目的に、ダルトンは第三者委員会の設置を要求しています。この件はニューヨークに本社を置く世界主要メディア『Bloomberg』でも取り上げられてしまい、いっそう関心の目が向けられています」(社会部記者)
事態が深刻化の一途をたどっているが、気がかりなのは現場で働く社員やスタッフたちだろう。フジテレビの動向が注視されるいっぽう、裏では“ある出来事”が脚光を浴びていた。
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16日放送の『めざまし8』で、スタッフらが中継先の寺院で“賽銭泥棒”に遭遇するというハプニングが発生したのだ。天気予報士の天達武史氏(49)が、「先ほど住職さんが取っ組み合いみたいな感じになっていましたので、私たちも手伝ってですね。いま警察の方が来て、引き渡したところで。警察の方が確保した状態になっています」と状況を説明していた。
このことはネットニュースでも取り上げられ、コメント欄では泥棒を取り押さえたスタッフたちを讃える声が続々。また、フジテレビが窮地に立たされているだけに、次のような同情を寄せるも目立っていた。
《こうやって真面目にやっている人は、自分の会社のトラブルはいい迷惑だろうな》
《中居報道で社内がざわめいている中、現場のスタッフが1番やるべき事を全うしている気がする》
《真面目に番組作りをしているスタッフ、演者はちゃんといるはずなんだからどうせフジテレビだからと判断しなくていいようにしっかり調査して問題解決と改革を進めて生まれ変わって欲しい》
「港社長は“全力で社員を守る”と宣言しましたが、相次いでスクープが打たれている状況に社員の間でも不安が広がっています。フジテレビが公表している社員数は1300人あまりですが、番組制作にあたっては外部の制作会社やスタッフも数多く携わっています。
故・ジャニー喜多川氏の性加害問題のときもイギリスの『BBC』が取り上げたことを機に、それまで沈黙を守ってきたテレビ各局が報じはじめました。中居さんのトラブルもすでにフランスやシンガポールで報じられており、旧ジャニーズ事務所のように“最終的に会社が解体されてしまうのでは”と懸念している人もいるようです。
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元フジテレビアナの長谷川豊さん(49)も、Xで《古巣の局内では何も話すな、という指令が出ていると耳にした。だから…それが一番ダメなんだってば》《上層部の一部よ、いい加減に気付いてくれよ(中略)みんな真面目にやってるのに》と苦言を呈していました。こうした“旧態依然の体質”を改善しないことには、真面目に仕事に取り組んでいる社員やスタッフたちは安心して働くことができないでしょう」(テレビ局関係者)
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